読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

第2回2018年読売ジャイアンツドラフト指名予想【5位~7位】

それでは今回は支配下指名5~7位となります。1~4位については下記の記事からご覧ください。 

 

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【5位指名候補①】中央学院  大谷 拓海選手 高卒左外野手

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   巨人に不足する左打ちの長打が打てる外野手。投手でも登板していますが野手評価が高く、本人もプロ志望を表明しています。ただ3年になってから成績では伸び悩んでおり、5月の試合中に頭部に打球を受けて「脳挫傷」「頭蓋骨骨折」、さらに軽度の「外傷性くも膜下出血」と診断され、体調も万全とはいえずそれに伴い成績も降下。選抜・甲子園ともに1回戦敗退となったため、順位を一つ落としています。

5月の練習試合で頭部に打球を受け、頭蓋骨を骨折。父・昭彦さん(47)は「ICU(集中治療室)で寝ている姿を見ているから、歩いたところを見ただけでも感動しました」と当時を振り返る。大けがを乗り越えて春夏連続出場を果たしたが、大谷は「今は西村の方がいい投手」とマウンドへの思いを断ち切った。その西村が四回までに5失点。八回に1点差まで追い上げたが、及ばなかった。

 今後に向けては「打者に専念しようと思います。プロ志望届は出したい」。不完全燃焼に終わった最後の夏を糧にプロを目指す。

中央学院散る…二刀流・大谷、打者でプロへ/甲子園 - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)

 

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【5位指名候補②】名城大 栗林 良吏選手 大卒右腕投手

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 早くから注目されていた最速153キロの速球派右腕投手。現在は先発登板することがメインですが、評価としては中継ぎとしての獲得です。名城大所属の愛知リーグでは先発として登板し防御率1~2点台と好投していますが、一方で4年生になってから大学日本代表に呼ばれないなど全体から見た評価は下がっています。愛知リーグは決して競合とはいえないため上位とはしていません。ただ勝ちパターン起用できる中継ぎ候補としての獲得となります。

 

 

 

【6位指名候補①】ホンダ鈴鹿 瀧中 瞭太選手 社会人右腕投手

    ホンダ鈴鹿で2番手で登板し無失点。今回の都市対抗野球は指名解禁組がいまいちな結果となりましたが、それは中継ぎ候補についても同等でした。その中でも比較的安定した投球を行っていたのがこの瀧中選手。巨人にとってとにかく薄くなった中継ぎ事情の補強となっています。ただし球が高めであることなど課題はあるため、指名順位は下位としています。

 

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【6位指名候補②】浦和学院  蛭間 拓哉選手 高卒左内野手

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   通算28号の強肩左打者。センター・ライトが守れ長打もあり、U-18にも選ばれたことから候補としています。ただ174センチと上背がないことや、春には試合にも出られないほどの腰痛持ち。そして打撃面でも内角の対応などに荒さが目立つことからこの順位としました。

 

【7位指名候補①】聖心ウルスラ学園 戸郷 翔征選手 高卒右腕投手


2018春高校野球九州大会 聖心ウルスラ戸郷投手vs明豊濱田選手第5打席

 U-18対宮崎選抜において、宮崎選抜チームで2番手投手として登板した右腕投手。横手投げに近いフォームながら最速149キロを記録した185センチ74キロの長身右腕。ただし投球内容自体はストレートよりも速い縦の変化球で空振りを奪います。特に左相手に空振りを連発。5回途中で2失点とはなりましたが、日本代表の左打者から空振りを連発し9奪三振を記録しました。

 

 

 本人もプロ志望を出す意向ですが右打者への落ちる球の制球など課題はあり、最初の登板からフルパワーで投げるタイプのため、将来的なセットアッパー候補としての獲得となります。

U18アジア選手権壮行試合(31日、高校日本代表4-2宮崎県高校選抜、宮崎)宮崎県選抜は今夏の甲子園に出場した日南学園の蓑尾、中原、門川ら3年生24人で結成したチームが善戦。中でも2番手で投げた戸郷(聖心ウルスラ学園)が存在感を示した。一回二死三塁から登板し、5回1/3を5安打2失点。自己最速を1キロ更新する149キロを出し、根尾からの3球三振など9三振を奪った。「今後の人生に生かせるように頑張った」。昨夏の甲子園を経験した右腕は、プロ志望届を出す考えも明かした。

宮崎県選抜2番手・戸郷9K「今後の人生に生かせるように頑張った」 - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)

 

  【7位指名候補②】徳島インディゴソックス 鎌田 光津希選手 独立リーグ右腕投手

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  徳島ISで主に先発登板することが多い180センチの右腕投手。徳島ISに入ってから最速155キロを記録し大きな成長を遂げている選手です。敬愛大時代は1・2年に好投するもその後はフォームを崩し低迷。就職も考えていた中で縁あって徳島ISに入団。そこでの指導で140中盤だった球速を大きく伸ばし、変化球もストレートを見せ球にするためのナックルカーブを覚えるなどで結果を残しています。巨人3軍戦でも登板し、3回2被安打4奪三振無四球無失点となっています。

 ただ先発としては5イニング以下の登板が多く、起用としてはリリーフとなります。マシソン選手の引退が近づく中で、新たなパワータイプリリーフとしての獲得となります。 

【なぜこのような指名となったのか】

【投手について】

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 支配下指名については投手・外野手が中心となりました。これについては投手ローテの崩壊と外野手の高齢化がかねてからの課題となっていたことや、去年の捕手・内野手大量指名でこのポジションの優先度が下がっているためです。

 ただし指名選手の傾向については、中継ぎは即戦力メインでの獲得ですが、先発については渡辺・吉田選手とともに高卒選手。支配下の中で即戦力先発に区分されるのは2位のHONDA・齋藤選手と4位のJR東海・川島選手だけとなっています。川島選手も先発・両面どちらでも起用できることを見越してのため、実は先発候補はほとんどいません。

 

 この原因は当初即戦力先発候補とされていた選手の伸び悩みにあります。大卒投手についてはその多くが怪我持ちや過去に大きな故障有り。そうでなくとも即戦力とみるには懸念となる大きな課題があるなど、どちらかといえば素材型評価が多くなっています。

 社会人についてもNTT・堀選手やHONDA・齋藤、日本通運・生田目選手など、指名解禁予定組もいまいちパッとしない結果であり、都市対抗については解禁済先発投手が好投しました。このため即戦力となるか怪しい選手で上位指名枠を使うよりも、確実に補強できる中継ぎと目玉高卒投手を指名候補としました。

 【外野手について】

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引用:読売巨人軍公式サイト

 外野手については大卒・社会人1名。高卒1名となっています。今の外野手事情を鑑みるならもっと指名するべきではないかとも思えますが、外野手というのは数がいても扱いづらいポジションです。その原因は外野手本職の選手は内野・捕手での起用例が少なく、まだ中堅外野手を残しておかないといけない今の巨人では、大卒・社会人外野手を増やしても試合に出せず、ただ年齢を重ねてしまうリスクがあります。

 

 今の巨人は外野手不足といわれますが、実は外野手自体の登録数は支配下だけでも12名。育成4名も含めれば16名となっています。これは12球団の中でもそれなりに多く、実際問題、3軍では本職外野の加藤選手が外野で溢れファーストを守っています。ここに内野の若林選手が外野に入ればさらに溢れることとなります。

 さらに今の巨人の外野事情を見れば立岡・橋本選手といった中堅を戦力外にするのは難しく、外野手全体を見ても今年の戦力外候補は1~2名といったところです。大卒・社会人外野手については来年にも目玉選手がいるため、ここで無理に補強するのは得策とはいえません。このため1軍ですぐに使える選手を一人。そしてじっくり育てる選手を一人としています。

 

次は育成1~3位指名についてです。

 

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