読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

第2回2021年読売ジャイアンツドラフト指名予想【1~3位】

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 甲子園が終了し、炭谷選手の移籍やテームズ選手の自由契約、ハイネマン選手や中田選手を獲得し、鍬原・喜多選手を支配下としたことで上限が70名となりました。しかし1軍も連敗。2軍にいたっては投壊で10連敗と悲惨な状況。人員粛清が予想されるため、支配下・育成ともに獲得数を増やします。支配下は7名、育成を3名から5名に増やしています。

 今回は以下のルールで行います。

支配下は7位。育成は5位まで予想し、各順位2名予想。1位は外れ1位まで予想

②現時点で進学・就職を表明している選手は対象外

⓷スカウトコメント・視察情報がない選手も対象

④指名順は現在のリーグ順位である3位として予想

 

  今回は1~3位となります。

 

 

【1位候補①】西日本工業大 隅田 知一郎選手 大卒左腕投手


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 筑波大・佐藤選手と並ぶ大卒左腕のトップ選手。さらなる伸びしろなら佐藤選手。総合力で計算しやすいのが隅田選手となり、若手も含め先発左腕が少なく、先発候補がとにかくほしい巨人にとってぜひ獲得したい選手となります。球速もあるため勝ちパターンの中継ぎとしても期待できる選手。先発実績があるため獲得する際は先発候補ですが、起用の幅が広く投手層全体が苦しい巨人において優先度が高い選手と判断しています。

 当初は外れ1位でしたが、大卒・社会人投手が全体的に伸び悩んでいることに加え、今村・横川選手が期待されたほどの結果を残せておらず、左腕先発が高橋選手だけのため、先発左腕を強化するための獲得となります。9月1日にプロ志望届を提出しています。

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【1位指名候補②】市和歌山 小園 健太選手 高卒右腕投手


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 高卒が豊作な今年の中でも頭一つ抜けた高卒右腕。森木選手と並ぶトップクラスであり、馬力に優れる森木、総合力で優れる小園選手といった評価となっています。癖もなく変化球の精度も高いなど高卒離れしたスペックがあり、水野スカウトや次部長などもコメントを残しています。

 菅野選手が以前ほどの活躍を出来なくなり、次代のエース候補の台頭が求められますが、なかなか出てきていないのが現状。投手のスターとなる選手がいない今、エース候補としての獲得となります。森木選手に比べ1軍戦力になる時間が短いと予想されるため、投手層に余裕がない巨人の状況を鑑みて小園選手を選んでいます。

 

 8月30日にプロ志望届を提出しています。

【外れ1位指名候補①】三菱自動車倉敷オーシャンズ 廣畑 敦也選手 社会人右腕投手

 


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 都市対抗で2試合で12イニングでわずか1失点と活躍し、一気に1位候補にまで上り詰めた、社会人No1の即戦力右腕。しかし全国大会では悪天候でコンディションの悪い中での投球であったものの、7回途中3失点で初戦敗退と不本意な結果に終わっています。その一試合で大きく評価を落とす選手ではありませんが、成長を見せたい2年目で1年目ほどのインパクトを残せていません。

 しかし今年はリリーフとしても起用されながら結果を残していますが、多くのスカウトも上位候補止まり。今後1位指名の可能性はあると述べるにとどまっており、巨人としては薄いリリーフ候補としての獲得となります。

 

 

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【外れ1位候補②】千葉学芸 有薗 直輝選手 高卒右内野手


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 通算70号、高卒野手のなかでもトップクラスの本塁打数を誇る右のスラッガー。185センチ95キロとかなりの大型ながら、守備も安定しておりサードもこなしています。

 巨人のファームが左野手中心と偏りがひどく、ここ数年右のスラッガーはなかなか出てこない中での選手。岡本選手に続く右のスラッガー候補としての獲得です。サードだけでなく投手としても登板したことのある強肩をいかし外野守備もこなせるため、手薄な外野を補強することもできます。しかしまだ打撃は荒さも目立つため、外れ1位としています。

 

【2位指名候補①】 昌平 吉野 創士選手 高卒右外野手


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 通算55発で長打が期待できる右打ちの外野手。ここ数年右打ちのスラッガーは不作傾向が強く、そのぶん評価もあがってます。一時内野手転向にチャレンジしていましたが失敗。現在はセンター・ライトに落ち着いています。内野手なら1位指名の可能性も出てきますが、外野手となれば1位はなかなか難しいと考えられます。しかしパワーがありながらセンターも守れるため起用の幅が広がり、右打ち外野手の中でも評価は高めになると予想されます。
 巨人も右打ちで長打がある一軍実績のある打者はウィーラー・陽・石川選手のみであり、ファームも左野手の数が非常に多く、菊田・北村・湯浅・ウレーニャ選手程度で外野手は0です。外野手は補強ポイントの一つであり、そのなかでも評価の高い選手となっています。9月7日にプロ志望届を提出しています。

 

 

【2位指名候補②】創価大 鈴木 勇斗選手 大卒左腕投手


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 最速152キロ、小柄ながらも力のあるストレートが魅力の左腕投手。3年生の時点ではまだ落ちる球の精度といった課題があったものの、4年春のリーグ途中で創価大でクラスターが発生。リーグを途中辞退したため、自粛期間に基礎トレーニングを重点的に行いコントロールが向上。東京国際大戦で無四球完投を遂げ、スカウトの評価をあげています。

 先発としてはもちろん、パワータイプがいない左腕中継ぎの一角としても期待したい選手。即戦力枠での獲得となります。

 

【3位指名候補①】 専大松戸 深沢 鳳介選手 高卒右腕投手


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 選抜で多くのスカウトの評価をあげたサイドスロー右腕。最速は144キロながらも、サイドで常時140を記録でき、コントロールもよく左右どちらも使えるスライダー・カーブがあるのも魅力の一つ。東海望洋戦では完封勝利も遂げており、

 巨人スカウトもコントロールの良さを高く評価しており、先発候補としての獲得。4位で獲得したい選手ですがAクラスになると4位は後となるため、4位では残っていないと判断としての獲得です。

【3位指名候補②】日本大 赤星 優志選手 大卒右腕投手


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 最速152キロ、常時140中盤に多数の変化球を持つ実践型右腕。多くのスカウトからも実践性や総合力の高さが評価されており、1部昇格がかかった東洋大との試合では9回1失点で完投勝利を遂げています。

 先発候補の頭数が少ない巨人にとって指名候補の選手となります。また現在の日大監督が片岡コーチの兄であるため、兄弟でのつながりも考慮しての候補となります。

 次は4~6位となります。