読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

チェンジアップが武器の先発右腕 NTT西日本 大江 克哉選手 社会人右腕投手

 社会人野球日本選手権で、NTT西日本(大阪)の新人、大江克哉投手(23)が25日の沖縄電力戦に先発し、5回3分の1を1失点に抑え、チームを初戦突破に導いた。花園大で3年間監督だった西岡義夫さん(82)=滋賀県長浜市=は快投をたたえ、「ピンチの時ほど、快速球で内角を突く強気のピッチングを」と次戦に向けエールを送った。

大江投手は京都市立塔南高から花園大に進学。2年時の京滋大学野球春季リーグでは、最速148キロの直球を低めに集めて5勝し、初優勝に貢献した。開幕直前に監督になったばかりだった西岡さんは「大江君がいたからこその奇跡だ」と言う。

 西岡さんは、伊香高(長浜市)を春夏3度甲子園に導くなど、滋賀県内の5高校で野球を指導してきたが、大学での指導は初めてだった。「小中高と野球を続けてきた選手たちの集大成の場。監督の流儀より、選手たちがこつこつと役割を果たし一丸になることが大切」とし、選手の自主性を最大限尊重した。

 祖父ほど年が離れた西岡さんとの3年間を、大江投手は「細かな指導はなく、伸び伸びやらせてもらった」と振り返る。試合でも練習でも「真っすぐを放ったらええんや」と数え切れないほど声を掛けられた。


彦根総合野球部の西岡義夫監督=大津市皇子山球場で、竹下理子撮影
 大江投手は今季、先発に抜てきされた。7月19日の都市対抗野球JR九州北九州市)戦で勝ち投手になると、「おめでとう。今度一緒にゴルフ行こう」などと西岡さんから祝福メールが届いた。

 大江投手について「一番はスピンがかかった快速球で、制球もいい。心身ともに自分をコントロールできる冷静さもある」と太鼓判を押す西岡さん。「力を付けて、僕が元気なうちにプロで1勝してほしい」と夢を膨らませる。

 「序盤は冷静に自分のテンポで投げられたが、走者を出してから投げ急いでしまった」と振り返る大江投手。恩師の期待に「優勝目指して頑張ります」と誓った。

NTT西・大江投手が好投 恩師もエール「ピンチの時ほど強気で」 社会人野球日本選手権 - 毎日新聞

 

 

 【大江選手の紹介】


2019/07/19 NTT西日本・大江克哉投手

177センチ70キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・カーブ・チェンジアップ

 経歴:塔南高ー花園大ーNTT西日本

 

 セットポジションから足を高めに上げた後、頭の位置からテイクバックを小さくした腕の振りで投げるフォームから最速150キロ、常時140前半から中盤のストレートを投げ込む右腕投手。ストレートを主体にガンガン押していき、チェンジアップで緩急をつけ空振りを奪う投球スタイルとなっています。

 チームでは主に先発として起用。投手としての伸びしろが期待されており、社会人1年目ながら入社前に比べ体重が6キロ増え、下半身が大きくなっています。スライダー・カーブ・チェンジアップに加えフォークの習得を目指しており、今後さらなる成長が期待される先発候補となります。

 

【指名への課題】

 チェンジアップは制球できており決め球として使えていますが、スライダー・カーブの2球種については浮き球が非常に多く、変化も早いため打者に見切られることが多くなっています。チェンジアップもタイミングをずらす効果の強い球となっているため連投できる球種でなく、球種が少ないことからストレートも力み気味に投げることが多くなっており、ボール先行になることが多くなっています。

 

 このため先発としては5~6回で降板してしまうことが多く、即戦力先発として計算するには安定して投げられる球種が少なく、苦しい投球内容になることが予想されます。

 

【指名順位予想】

 大卒社会人であるため即戦力となることが求められますが、使える球種が少ないことから先発・中継ぎ両面で見ても厳しいものとなっています。ストレートの球速も140前中盤であり、コントロールもそれなりにまとまっている程度のため、ストレートで押していく投球をするにも球威が物足りません。

 

 このため現段階では指名漏れの可能性が高くなっています。即戦力となるにはスライダー・カーブの精度アップ、そして現在習得を目指しているフォークかツーシームといった沈む球も投げられるようになることが求められます。