巨人は28日、沖縄キャンプを打ち上げ、原辰徳監督がチーム“MVP”に元木大介コーチを挙げた。
印象に残った選手を問われると「選手はみんな良かったと思います。しいて挙げるなら元木コーチかな。非常にしっかりやってくれたと思います」と言った。
今季から就任した元木コーチは、ムードメーカーとしてノックの際などに大声を出して盛り上げた。
原監督の言葉を伝え聞くと「なんで(笑い)。声だけじゃないですか。うそでしょ。シーズンも頑張りたいと思います」と驚いた。キャンプMVPについては「初めてです。現役の時はだいたいリタイアで終わっていたので。今度はリタイアしないように頑張ります」と笑いを誘った。
初めてコーチとして過ごしたキャンプは「全然違いますね。自分のことより人のこと。選手のためにやらないといけない」と充実した1カ月だった
【1軍キャンプについて】
【アピール出来た選手】
【投手について】
巨人は28日、投手陣に関してオープン戦と2軍春季教育リーグをフル活用して、開幕メンバーを固めていく方針となった。開幕ローテ6枠候補を1軍、2軍で同日登板させる。
エース・菅野は2日のヤクルト戦(東京D)、メルセデスは3日の同カードに登板予定。両投手とともに開幕ローテ当確の山口とヤングマンもその後の1軍オープン戦で登板する。一方、5、6番手を争う若手は1軍の試合数に限りがあることもあり、より長いイニングを投げるため、2軍教育リーグでの先発が計画されている。
3日の教育リーグ、日本ハム戦(鎌ケ谷)では田口が先発。新人の高橋は6日の同リーグ、西武戦(西武第二)、14日の楽天戦(G球場)を予定。ファームの試合とはいえ、スタミナ面も含め重要な判断材料。首脳陣は総合的に判断し、20日過ぎまでに開幕ローテを固める方針だ。
また、1軍戦で先発投手陣が同日に複数登板しないことで、試合の後半は多くの中継ぎ陣をテストすることが可能。2軍から救援陣を昇格する案もある。沢村が先発転向するなど、方程式メンバーはほぼ白紙状態。広い視野で開幕メンバーを組み立てる。
巨人の大江竜聖投手(20)が28日、那覇キャンプを打ち上げ、宮崎1次キャンプ初日から1軍で完走した。
昨年までは1軍登板がなく、ファームで先発として経験を積んだ3年目左腕。昨秋の台湾ウィンターリーグで中継ぎとしての適性を見せ、今キャンプはリリーフ専念。実戦4登板6回2/3、打者20人連続アウトと圧巻の投球で猛アピールした。
大きな期待がかかる大江は、1か月のキャンプを「いろいろ経験できて、実績のある方から学べる部分も多かったです」と振り返り、3月のオープン戦に向けては「結果を残さないと(1軍に)残れない。結果に1番こだわる中で、内容にもこだわってやっていきたいです」と引き締めた。
引用:読売巨人軍公式サイト
左の中継ぎ候補として台頭したのは大江選手。紅白戦で炎上し二軍落ちした高田選手とは評価が逆転しています。実は登板試合全無失点記録を継続中。インコースに投げ抜くストレートとチェンジアップを武器に日ハム戦では初セーブも記録しました。理想は先発ですが、一軍ですぐに使うには中継ぎとなりそうです。
【野手について】
【アピール出来なかった選手】
【投手について】
5年ぶりの先発再転向が決まった巨人の沢村拓一投手(30)が28日、G球場での2軍練習に合流し、ブルペンで109球を投げた。
40球を投げた段階で「まだ3回表だな」とこぼし、持ち球をすべて試すなど実戦を想定して投げ込みを行った。「(ワクワクと不安は)半々です。100球投げることって先発の時でもあまりなかった。でも60、70球超えてからの方がいいボールが多かったし、体力に関しては問題ないと感じています」とうなずいた。
開幕1か月前という異例の時期の配置転換となったが「今は球数を投げて体を作っていくことしか考えてない。勝てるような投球をすることが一番です」と、チームの勝利を第一に考え調整を進めていく。
「原監督にものすごく熱い言葉をいただいた。その言葉に結果として結びつけられるように、一生懸命やるだけです」と謙虚だった。
引用:読売巨人軍公式サイト
【野手について】
引用:読売巨人軍公式サイト
【新戦力について】
原監督は「思ったよりは投げられるなという印象。ただ、まだ彼には時間が必要」と慎重な姿勢。宮本投手総合コーチは1軍での登板について「5月くらいかな」と見立てを示した。28日の春季キャンプ打ち上げ後は、ファームで調整することが決まった。
巨人・岩隈 開幕間に合わず…宮本コーチ、一軍での登板は「5月くらいかな」― スポニチ Sponichi Annex 野球
「岩隈塾」が臨時開講した。巨人岩隈久志投手(37=マリナーズ)が、若手投手へ金言を授けた。沖縄2次キャンプ第2クール初日の19日、3度目のブルペン入り。立った捕手へ35球を投じた後に、鍬原、大江、桜井、育成の坂本工の投球練習をチェック。捕手として練習を手伝っていた田口を含めて、5選手へ言葉をかけた。日米通算170勝を積み上げた経験を踏まえ、力感のないフォーム、変化球の握りなどのこつを惜しみなく伝授した。
ビヤヌエバ選手は守備についてはミスはあるものの無難といったところ。打撃は大振りタイプと思いきや、シェアな打撃をするタイプ。練習試合の内容は一長一短でではまだ評価はしきれないといったところ。
丸選手はヒットこそ出ているものの、欲をいえばもっと長打を求めたい成績となっています。守備では好守を披露し、長年ついていなかったライトでも起用されました。なにより練習における周囲への影響がプラスに働いているのは思わぬ副産物です。
炭谷選手は人的補償によりハードルが上がっている感は否めませんが、キャッチングに不安あり。それでも一軍帯同は確実となっています。小林選手・大城選手ともに疲れが出てくると守備面のエラーが増えるため、炭谷選手がどれだけ戦力として見込めるかが捕手起用の大きな鍵となります。
中島選手については心もとない代打兼ファースト要員として獲得されました。腰の違和感で別調整はあったものの、練習試合では安打を記録。ただ打席数全体でみると安打はあまり出ておらず、不安の残る状態となっています。
【ファーム選手について】
【18年ドラフト組について】
18年ドラフト高卒組は5位の松井選手と6位の戸郷選手。育成では平井選手を除く3名が実戦デビューしました。
◆巨人ファーム紅白戦 2軍 5―1 3軍=特別ルール=(16日・サンマリン宮崎) 巨人のドラフト5位・松井義弥内野手(18)=折尾愛真高=が16日、2軍対3軍の紅白戦に3軍の「5番・三塁」で出場。初打席で初安打を放ったが、守備では3失策と乱れ“ホロ苦”デビューとなった。 高校通算40発を放った打力をいきなり見せた。2回先頭で打席に立つと、アダメスの動く直球を捉え中前打。「高校で動く球を投げる投手はいなかった。それを、1軍で投げる投手から打てたのは良かったです」と振り返った。 一方、課題の守備では2回に1失策、5回には2失策を犯し大量4点を奪われた。「最初にエラーした後から負の連鎖じゃないですけど、ボールが来て慌ててしまった」と猛省。だが「紅白戦ですけど、プロの試合に出られた経験が収穫です」と前を向いた。【巨人】松井“ホロ苦”3失策デビュー…3軍「5番・三塁」で1安打 : スポーツ報知
松井選手はサードで起用され安打を記録したものの、2・3軍紅白戦では守備ではエラーを連発。打撃では非凡なものがありますが、守備では時間がかかることが予想されるため、高校時代も起用されていた外野での起用を見たいところ。なにより今の巨人は内野より外野が不足しているため外野のほうが出場機会も狙えます。
戸郷選手はエネオス戦で実戦デビューし一回無失点。支配下高卒組では最速デビューとなっています。育成組では山下選手はレフト・ライトでも起用されています。本塁打数が注目された選手ですが、一番で起用されており俊足も武器としています。ライトとして見込めれば理想ですが、打撃と健大高崎で機動破壊野球を牽引した走塁技術を活かし、代打で出塁しそのままランナーとして投手を揺さぶる切り札としての起用も面白い選手。そのためにはとにかく打撃成績が求められます。
【育成組は分かれる内容】
【二軍、三軍】春季宮崎キャンプ 二軍対三軍(5回制)
— 読売ジャイアンツ(Giants) (@TokyoGiants) February 16, 2019
春季キャンプ第3クール4日目、宮崎では二軍対三軍戦が行われ、二軍が5対1で勝ちました。#笠井駿 選手が三塁打を含む2安打2打点の活躍。三軍先発の #堀岡隼人 投手は2回無失点の好投。最速も148キロを記録しました。#巨人 #ジャイアンツ pic.twitter.com/aWjtFHgbt0