読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

カットで粘る嫌らしい打者 亜細亜大 矢野 雅哉選手 大卒左内野手

 

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東都大学野球リーグの亜大とNTT東日本が14日、練習自粛明け後初のオープン戦を行い、NTT東日本が6―1で亜大を下した。
 新型コロナウイルス感染防止対策で球場入り口にAI体温感知センサーを設置し、入場者全員にフェースシールドを配布。また、亜大ナインは試合前に抗体検査を受け、ベンチ内には次亜塩素酸水が噴霧された。これまでの自主練習では大声を控えていたが、矢野主将は「対策していただいたので気兼ねなくやれた」とし、生田勉監督は「第一歩を踏み出せたのは収穫」と話した。春のリーグ戦はリーグ戦方式での開催を断念したが、今後の試合開催のモデルケースとして期待される。関係者も多く視察に訪れ、東都大学連盟の瀬尾健太郎事務局長は「持ち帰って東都のやり方を考えたい」と語った。

 ≪4球団が視察≫4両チームに今秋ドラフト候補がそろい4球団のスカウトが視察した。亜大の遊撃手・矢野は体勢を崩しながらも確実にアウトを取る堅守を見せた。NTT東日本の遊撃手・上川畑も熱視線を注がれ、楽天沖原佳典スカウトは「矢野は肩の強さが魅力。上川畑も守備力は十分」と評した。また、NTT東日本の新人右腕・稲毛田が先発し、3回完全で7奪三振の快投。「純粋に楽しかった。自粛期間での練習を生かせた」と振り返った。

亜大 感染防止策徹底で「第一歩」自粛明け初のOP戦 体温感知センサー&入場者全員にフェースシールド― スポニチ Sponichi Annex 野球

 

 

 

【矢野選手の紹介】


矢野雅哉の素晴らしい守備【東都大学野球 駒澤 対 亜細亜 2020年9月30日】

173センチ69キロ 右投げ左打ち

ポジション:ショート

 

 バットを短く持ち、重心を低くしたすり足フォームが特徴の内野手。遠投128mの強肩と50m6秒を切る俊足が武器となります。チームでは2番で起用されており、バットを短く持って厳しいコースをカットし続け、投手に球数を消費させるいやらしさを持っています。このカット技術の高さがリーグタイの7四死球に繋がっています。3年秋には首位打者を獲得しており、決して長打はないものの相手バッテリーを消耗させる嫌らしいバッターとしてチャンスメーカータイプで期待されています。

 10月5日にプロ志望届を提出しています。

 

【指名への課題】

 カッティングと出塁に特化するために重心を低くしてストライクゾーンを落とし、バットを短く持って当てやすくしています。ただこの打ち方の問題は内角を捌きにくく、特に内角への縦の変化球にアウトにされる場面が多くなっています。重心を低くしさらにバットを短く持っているため体を回転させにくく、加えてカットでレフト方面に打とうとする意識が強いせいで、内角への対応が体を引いてバットに力を入れられず弱いゴロが多くなっています。

 

 内角をパワーで持っていこうとした場面はありましたが、フォームを大きく崩し力に任せたようなスイングだったため、あれでは内角を引っ張るのは厳しいと感じました。

 当てればファールにしやすいストレートに比べ球速が遅く変化する軌道を描く変化球は当ててしまうと正面に転がることも多いことが内角への変化球に弱い理由となっています。

 

【指名順位予想】

 守備は決して悪いほうではなく、肩もいいものの打撃面で今季1割台と落ち込んでいます。即戦力と判断するには内角への対応が課題となり、カットの意識が強すぎて甘い球を仕留めきれていないのも課題となります。

 

 今期は守備トップクラスの評価を持つ国学院・小川選手や慶応・瀬戸西選手、上位指名候補の東北・元山選手。さらに社会人でも三菱・中野選手にNTT・上川畑選手と評価の高いショートが多く、優先順位もおちています。このため指名順位は8~9位の下位指名となります。