読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

スイングスピードの速い恵体外野手 NTT東日本 火ノ浦 明正選手 社会人左外野手

f:id:okimono:20200419215438p:plain

 27日に東京ドームで行われた第91回都市対抗野球大会第6日目の第2試合で、NTT東日本が6-1でJR北海道硬式野球クラブに快勝した。NTT東日本は新人の火ノ浦明正外野手が「4番・左翼」で先発出場し、3打数2安打2打点でチームの初戦突破に貢献した。

東京予選から打順を大きく入れ替えたことが功を奏し、打線がつながった。予選終了後、飯塚智広監督が「真ん中(4番)で考えたい」と挙げた選手が、予選で2番を打っていた新人の火ノ浦だった。飯塚監督は「もともといいものを持っていたが、粗さというか、社会人の投手に対して脆さがあった」と言うが、予選が終わってから急成長。「練習も真摯に取り組む。結果が出なくても(周囲は)そういう背中を見ている。みんなが後押ししてくれる4番です」と太鼓判を押した。

 れいめい高(鹿児島)では主将。専修大では1年から公式戦に出場し、3年春にレギュラーに定着すると、主軸を任され勝負強い打撃で東都2部リーグ優勝にも貢献した。俊足好打という文字通りのセンスを備え、広角に長打が打てることが持ち味だ。昨年はプロ志望届を出したが指名漏れ。その後「行くところがなかったけど、監督やコーチが誘ってくださった」とNTT東日本への入社を決めた。「拾ってくれた監督やコーチ、会社のためにやる。その気持ちが強いです」と、これ以上ない恩返しの舞台に燃えている。

NTT東の新人・火ノ浦が4番で2安打2打点! 昨秋のドラフト指名漏れから奮起 | Full-Count

 

 

【火ノ浦選手の紹介】


二死二、三塁で四番火ノ浦明正 ライト正面 【第91回都市対抗野球 決勝 Honda 対 NTT東日本 2020年12月3日】

180センチ85キロ 右投げ左打ち

ポジション:レフト

   経歴:れいめい専修大NTT東日本

 

 1年目ながらチームで4番に座る左の外野手。恵体から繰り出される体全体を使ったパワフルなスイングで、ヤマハ戦ではインコースを巻き込んだスイングでドーム中段への本塁打を披露。またフルスイングだけでなくケースバッティングもでき、都市対抗予選では2番起用だったものの、打撃で結果を残し本選では4番起用となりました。

 専修大時代は3年時に春秋ともに打率3割越え、合わせて6本塁打を記録。大学通算10本塁打でプロ志望を提出するも、勝負の年であった4年秋のリーグでは7打数1安打に留まり指名漏れとなったことでNTT東日本に就職しました。

 また50m5秒9の俊足も武器であり、高い身体能力を持つ左の外野手として注目されています。

 

【指名への課題】

 打撃についてはまだ粗さがあり、特にインからアウトへの攻めを展開されると容易に打ち取られています。インに対しフルスイングで対応してしまうため、当てられないコースにもフルスイングしてしまい、インハイに投げるとスイングを途中で止められずに空振りしています。そのあとにアウトコースに縦の変化球を投げられてしまうと踏み込めず当てたような力のないスイングをしてしまうため、ファールにもならず弱いセカンドゴロで打ちとられています。

 巻き込むようなスイングのため横の動きに対しては強く、特に左投手に対しては3打数2安打で横手投げタイプを得意としています。一方でインコースへのストレートや縦のカットやチェンジを得意とする右腕や左の角度をつけられるタイプは苦手としています。

 

 

【指名順位予想】

 火ノ浦選手は調子の波が大きい固め打ちタイプで、打席の半数以上で打てる試合と一安打も打てない試合に分かれることが多く、都市対抗予選でも3打数2安打と全打席無安打の試合しかなく、都市対抗本選でもヤマハ戦で2安打1HRと大暴れしたものの、それ以外の試合では無安打となっています。

 火ノ浦選手はメインポジションがレフトですが、身体能力型外野手が評価されるにはライト・センターでないと評価が低くなり、一方でこのポジションで使うには肩が弱く、打撃の波も大きいことから打撃面での評価も難しくなっています。

 打撃面で大きくアピールするしかなく、そうなると打撃の波が課題となるため現状では指名漏れの可能性が高くなっています。一方で左の長距離打者は全球団で不足しているため、リーグ戦で打率280前後、本塁打も3本以上残せれば5~6位の下位指名となります。肩が強ければ4位前後の指名もありえますが、守備面が全く期待できない以上上位指名は厳しくなっています。