読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

勢いのあるピッチャー JR四国 山本 凌選手 2020年解禁済右腕投手

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 9日に東京ドームで行われた第91回都市対抗野球大会第8日目で、四国銀行が2-1でパナソニックを下し、創部初の8強入りを決めた。接戦を制した中川毅監督は、「今のチームがひとつにまとまってきた成果。補強の3選手も含め、四国の野球を盛り上げる気持ちで戦った証」と勝利を噛みしめた。

最後の打球が中堅手のグラブにおさまると、ベンチからナインが飛び出した。四国代表が8強に進出するのは、第48回大会に松山市代表で出場した丸善石油以来43年ぶり。歴史的な白星にスタンドは沸き、選手たちも抱き合って喜びを爆発させた。

 26日に今大会初完封を記録したチームの大黒柱・菊池大樹投手が中3日で先発。4回3安打無失点と試合を作った。5回からは、JR四国からの補強・山本凌投手が救援。5回3安打1失点でパナソニック打線を抑えた

社業ではそれぞれ法人営業を担当する菊池と、駅員としても働く山本。銀行マンから駅員につないだ継投で、チームとして初の都市対抗2勝を飾った。菊池は「四国銀行は8強に行ったことがないと聞いていて、この機会に歴史を塗り替えたかった。パナソニック相手に成し遂げることができてうれしい」と喜んだ。

銀行員から駅員への"継投"で四国勢43年ぶり8強! 四国銀行が初の都市対抗「2勝」 | Full-Count

 

 

【山本選手の紹介】


【MAX149キロ右腕!2020都市対抗野球大会出場選手※四国銀行補強選手/大卒2年目の投手(投球練習&奪三振シーン)】JR四国・山本 凌#19(角鹿中→敦賀工業高→福井工業大)

180センチ75キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・カーブ・カットボール

 経歴:敦賀工業高ー福井工業大JR四国

解禁年:2020年

 

 セットから軸足を低く落としそこから上半身を倒して勢いよく投げ込むフォームから最速149キロ、常時140後半のストレートを投げ込む右腕投手。横に動くスライダーに加えストレートと同じ腕の振りのカットボールにチェンジアップの組み合わせで打ちとっていきます。

 球威のあるストレートでガンガン押していきつつ、シュート回転をいかして左打者には若干逃げていくストレートとカットボールで、右にはインコースを攻めつつ外に逃げるスライダーで追い込んでいきます。

 チームでは主に中継ぎで起用。都市対抗ではパナソニック戦で登板。5イニングを投げ3被安打1失点とロングリリーフで結果を残しました。

 

【指名への課題】

 もともとコントロールはあまりいいほうではなく、全体的に高めのゾーンに集まりますが、球威で押していく投球スタイルとなっています。ただクイックになるとコントロールがさらに悪化し、特に変化球が高めにすっぽ抜ける頻度が非常に多くなります。変化球が入るかどうかが博打になるせいでストレートで打ちとらざるを得なくなり、力んでしまうことで指に引っかかってしまうことが多くなっています。

 

 カーブはもともと精度がいいほうではないためカウント球として使えず、実質的に使える球がストレートとカットメインなのが課題となります。

 

【指名順位予想】

 クイックに課題があると中継ぎとして使えないため、変化球の精度向上が課題となります。またストレートも全体的に高めに集まっているため、せめて真ん中に集められる頻度を増やさないとボール待ちで攻められると四球連発で自滅する恐れもあります。

 この点が解決できないかぎり先発・中継ぎともに起用のしようがなく、大卒社会人であるため即戦力でないと獲得されません。