読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

和田コーチの指導で打力を取り戻す巧打者 JR東海 武上 貴則選手 社会人左外野手

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 3試合が行われ、九産大は日経大を26―6で圧倒した。武上貴則外野手(3年)が5安打11打点の大暴れ。8連勝で勝ち点を4とした。福工大は7―3で九共大に勝って1勝1敗。きょう13日に行われる3回戦で九共大が敗れれば、九産大の6年連続40度目の春優勝が決まる。
 すさまじかった。7番の武上が5安打11打点の大活躍。チームも26点と爆勝し「チャンスでも集中することだけを考えた。打点は自分でも驚きです」と相好を崩した。

 11日にサヨナラ弾を打った勢いそのままに2点を先制した初回に右越え3ラン。「まさか入るとは」という2試合連発弾が号砲だ。4回に中前適時打。5回、7回はいずれも満塁で3点二塁打、2点適時打、2点適時二塁打と勝負強さが光った。ただサイクル安打がかかった最終打席で高めのボールに手を出し、右飛。「意識はなかった。最後の感覚が悪かったので、帰って練習します」と反省も忘れなかった。

 好調の要因は自覚。「上の学年にもなったので、やらないといけない」と話す。一日約150球が入ったティー1箱分を集中して打つのことをノルマに課し、バットを振ってきた。大久保哲也監督には「マッスル・イズ・マネー」と筋トレを勧められ、熱心に取り組んでいる。この日の一発で大学通算6本目。この春だけで3本目だ。「多少効果があると思う」とうなずいた。
 チームは8連勝。残り2戦も勝負強さを発揮すれば、「春6連覇」と話す目標は見えてくる。
 
 <福工大>左腕の坂元が強打の九共大打線を3点で抑え大学初完投。「チャレンジャーなのでピンチこそ強気、強気でいった」と要所を締めた。優勝の可能性は残っていないが、福岡工大城東時代の先輩にあたる江良主将らのためにも負けられない気持ち。塩屋佳宏監督は「坂元がよかった。明日は総力戦で勝ちたい」と話した。

九産大 日経大を圧倒 武上、大暴れ5安打11打点― スポニチ Sponichi Annex 野球

 

【武上選手の紹介】


www.youtube.com

173センチ80キロ 右投げ左打ち

ポジション:ライト・レフト

   経歴:飯塚高 ー九州産業大JR東海

  解禁年:2022年

 

 チームではライトで起用される左の外野手。武器は率を残すアベレージヒッターとして打力。九産大時代は日経大相手に5安打11打点という驚異的な数字を残しました。   

 しかしJR東海では不振に苦しみ、間のとり方が悪くなかなか成績を残せなかったものの、臨時コーチとなった和田一浩コーチにより始動の早さを修正。その後の都市対抗予選では22打数8安打で打率.364を残し、大学時代からの打力を取り戻しています。

 

【指名への課題】

 打撃のタイミングの取り方は現在も課題を抱えており、始動のタイミングが合わず上げた左足が地面についてからスイングの始動が始まるシーンが見受けられ、完全に上半身の動きのみとなったスイングとなるため、バットがぶれやすく芯に当たらないどころかキャッチャーフライになったり、落ちる球を全く追えない固いスイングで空振りをする場面もありました。

 打撃に柔軟性がないため、変化球にはあまり対応できていないのが課題となっています。

 

 

【指名順位予想】

 ライト・レフトがメインとなると打撃については長打力が求められます。加えて武上選手は守備・走塁面で目立つものはないため、二塁打ではなく本塁打が必要ですが現状では長打力を全くアピールできていません。

 大学時代から全国大会では24打数8安打と打率こそ残しているものの、本塁打は0と打撃不振になり長打力が落ちているものでなく、元々長打を武器にしたタイプでないため、率を残す左打者となればセンターを守れなければ指名漏れの可能性が高くなっています。