読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

155キロの恵体投手 日本製鉄かずさマジック 山本 晃希選手 2020年解禁済右腕投手

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かずさマジックのドラフト候補・山本が3番手で2回1/3を無失点。最速150キロの直球を軸に3三振を奪いDeNAなど視察した3球団のスカウトにアピールした。
 「負けていたけど一人一人全力で投げました」。昨年11月に右肘のクリーニング手術を行い、3月に実戦復帰。故障前の最速155キロに近づきつつあり「ドラフトよりチームが都市対抗に出られるよう頑張ります」と3年ぶりの東京ドーム切符獲得へ意気込んだ。

かずさマジック最速155キロ右腕にスカウト3球団熱視線 山本「負けていたけど全力」3K― スポニチ Sponichi Annex 野球

 

【山本選手の紹介】


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183センチ92キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・カーブ・カット・スプリット・フォーク

 経歴:九州国際大付属ー日本製鉄かずさマジック

解禁年:2020年

 

 ノーワインドアップから右肘を小さく折りたたみ、ゆったりとした動きで小さく振り下ろすフォームから最速155キロ、常時140中盤から150キロを投げ込む右腕投手。

 小さく変化する130前後の縦のスライダーに110キロ台のカーブ、小さく変化するチェンジアップに140前後のスプリットを投げ込んでいきます。

 チームでは主に先発で起用。解禁年である20年に調子を崩し肘にクリーニング手術を実施。指名漏れとなるも、翌年3月に復帰し、現在は故障前までの状態まで回復しています。

 ストレートが武器のパワータイプ素材型右腕として、さらなる飛躍が期待されます。

【指名への課題】

 変化球は種類こそあるもののどれも精度は今一つであり、狙い球を絞らせないことには繋がっているものの、空振りはあまり奪えていません。抜け球も多く変化量も平均的であるため、特徴的な変化球を持っていません。都市対抗でも2試合4イニングで0奪三振と結果にも現れています。

 そのため2ストライクから苦労しており、ストライクが欲しい時はストレートに待たれるため、武器であるストレートでもしっかり打ち返されています。

 

 

【指名順位予想】

 変化球に決め球がなくストレートを狙い撃ちにされる現状では、素材方であることを考慮しても物足りなさが残ります。

 ストレートも140中盤の為、ストレート押しでも候補となるには、常時150前後を記録する必要があります。幸い高卒社会人であるため年齢の猶予はまだありますが、全体的に変化球の精度を上げ、決め球に使える変化球が二つはなければ即戦力とはなりません。