読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

サイクル安打を達成した打撃型2番 上武大 門叶 直己選手 大卒右外野手

<関甲新学生野球:上武大28-3常磐大>◇16日◇上武大

関甲新学生野球で16日、上武大・門叶直己(とがの・なおき)外野手(4年=瀬戸内)がサイクル安打を達成した。同リーグでは9年ぶり5人目。

第1打席に左前打、第2打席で二塁打、第3、4打席は連続で本塁打。第5打席で三塁打を放ち、サイクル安打を達成。5打数5安打で6打点をマークした。チームも26安打を放ち、1試合の最多安打、最多塁打、最多二塁打記録を更新。史上最多得点となる28-3で、常磐大に歴史的大勝を挙げた。

門叶直己サイクル安打 上武大26安打、最多安打&塁打&二塁打 関甲新学生野球で史上最多得点 - アマ野球 : 日刊スポーツ

 

【門叶選手の紹介】


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183センチ82キロ 右投げ右打ち

ポジション:ライト

 

 大学通算8本、打力の高さを評価される右打ち外野手。4年春は38打数20安打4本塁打で打率5割以上を達成した高い打撃センスとパワーを持ち、常磐大戦では5打数5安打でサイクル安打も達成しました。

 2番で起用されることも多く、本人は繋ぎの打撃を意識し1日1000スイングを続けたことで7割でも長打を打てる力みのないスイングを獲得。逆方向にも飛ばせるようになり、ライト方向への本塁打も記録しています。

 持ち味のパワーも高く評価されており、芯を外した当たりでもセンター方向への本塁打を放っています。打撃能力を高く評価されている大型外野手として期待されています。

【指名への課題】

 課題は守備内容。門叶選手は主にライトを守っていますが、守備は上手いほうではありません。特にステップを合わせるのが下手で、落下地点にたいしステップが合わず落下地点に合わせるのに時間がかかっているため、ライナー性のフライの捕球がぎりぎりになっています。

 返球体勢になっての捕球ができず肩自体も決して強肩といえるレベルないため、ランナーを刺す送球が出来ず、守備での評価は低くなっています。

 

 また打撃面においても芯に当たることが少なく、特に変化球に引っ掛けてゴロにして打ちとられる場面が多くなっています。ストレートは対応できるものの変化球が捉えられず、投手のレベルが上がる全国大会では不振となっていました。

 

【指名順位予想】

 守備・走塁面での評価は低く、打撃一本での評価となります。しかし注目すべき打撃もミート力が低く変化球に対応しきれていないのは課題となります。パワーは保証されているものの、守備面でのマイナスがある以上、リーグ成績は5割以上でも全国大会では2年連続で安打1本のみと、投手のレベルが上がると途端に対応できていない状態となっています。

 このため現状では指名漏れの可能性が高くなっています。