読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

第1回2023年読売ジャイアンツドラフト指名予想【育成4位~5位】

今回は育成4~5位指名となります。

 

【育成4位指名候補①】大阪商業大 野中 太陽選手 大卒右腕投手


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最速154キロ、常時140中盤のストレートを投げ込む右腕投手。150キロも記録するストレートとスライダーのコンビネーションを武器とする中継ぎ右腕となっています。大阪商業大は巨人も注目する上田・高選手が所属する大学であり、野中選手も二人の登板試合で投げることもあります。しかし制球をを悪くしており防御率も悪化。現状では即戦力ではないため、制球難を改善し中継ぎ候補として期待するための獲得となります。

 

 

【育成4位指名候補②】香川OG 伊藤 駿吾選手 独立リーグ右腕投手

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 最速149キロ、常時140後半のストレートを投げ込む右腕投手。172センチと小柄ながらダイナミックなフォームから投げ込む力あるストレートと縦に小さく落ちる変化球を武器に先発・中継ぎをつとめ、10試合を投げ2勝1敗2Sで防御率2点台と好投しています。

 172センチと小柄ながらパワフルな投球が持ち味。独立リーグ1年目とまだ伸びしろも期待でき、巨人としては中継ぎとして期待しての獲得となります。

【育成5位指名候補①】群馬DP 薗 雄斗選手 独立リーグ右腕投手


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 最速148キロ、サイドスローよりも少し高い角度から振り抜く変則右腕。チームでは最初先発として起用されていたものの結果を残せず中継ぎに転向。しかし中継ぎに回ると球威のあるストレートで押し込むタイミングを外すスライダーと小さく落ちるフォークでストライク先行の投球ができており、中継ぎ適性を見せています。

 まだ右へのスライダーが制御しきれていない面があるものの、22年ドラフトで現場の要望から船迫・吉村・森本選手と変則投手を獲得。しかし船迫選手は期待されていた結果を残せず、吉村・森本選手はまだ時間がかかる高卒。さらなる変則投手の強化のための獲得となります。

 

 

【育成5位指名候補②】明星大 杉内 太一選手 大卒右腕投手


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  最速140キロ、スライダーを軸に投げっぷりのよいサイドスロー。チームでは主にリリーフで起用されており、4年春は7試合を投げ防御率2点台となっています。明星大は巨人のドラフトで松井選手を育成1位指名したチームであり、首都大学野球リーグは21年育成3位で東海大・亀田選手。20年2位だ東海大・山崎選手、育成9位で筑波大・奈良木選手とここ3年は毎年指名しているリーグ。現場が求めている変則であるため指名候補としています。

 

【なぜこのような指名となったのか】

 今年の1軍で特に顕著なのが投手不足。先発は5月時点でブルペンデーを導入しなければならないほど先発候補が不足しており、2軍ローテも素材型の石田選手、育成2年目の京本選手、2年目で先発調整中の代木選手。1軍では不安定で調整中の赤星選手。戦力として計算できていないビーディ選手。そして1軍定着できていない戸田選手。エースだった松井颯選手は1軍先発として組み込んだうえでのブルペンデーのため、2軍でも先発としてすぐに計算できる選手がおらず、ブルペンデー導入となりました。

 

 また中継ぎでもファームの有力株は育成の富田選手と課題だった変化球が徐々に改善してきている山田選手とまだどちらも1軍戦力とは見込めないため、育成も投手が中心となっています。故障からの育成落ちが多い投手に比べ育成入団で2~3年目といった選手が多い野手は戦力外候補も少ないことから野手を育成でとっても起用に困ることからも投手中心となっています。