読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

出塁率5割の繋ぐ4番 天理大 近藤 遼一選手 大卒右内野手

阪神大学野球春季リーグ:天理大6-3大産大>◇第2節2回戦◇18日◇南港中央

天理大が4回に一挙5点を挙げて、大産大を突き放した。

2回表に大産大・荒木海斗(4年=福井工大福井)の左越え本塁打で先制を許したが、天理大打線がつながった4回に逆転する。

2死満塁から押し出しで同点とすると、3番下林源太(3年=天理)、4番近藤遼一(4年=八戸学院光星)、5番西村凜(4年=塔南)が3連続タイムリー。「相手が左投手であることや、選手の調子を見て入れ替えた」という藤原忠理監督(57)の打順変更が当たった。

この試合では、公式戦で昨季最終戦以来となる4番に近藤が入り、その力を発揮した。4点目のタイムリーで勝利に貢献。「4連覇中ではあるけど、新しいメンバーもいる。リーグ戦がどういうものかわかっているつもりなので、自分たちが引っ張っていく自覚」という気持ちをプレーで示した。

ベスト8入りした19年夏の甲子園では、4試合で6割超えの打撃で注目を浴びた。4年弱を経てた今の目標は、チームの優勝と自身のプロ入りだ。「今年になってどっしり感が増した。ずっとクリーンアップを任せてきた経験が生きている」と藤原監督が信頼を寄せるまでの成長は、自身の手応えにもなっている。「高校の時よりもプロになりたい思いが高まっている。チームのために打ち続けていればチャンスが出てくると思う」。天理大の5季連続優勝の先に、夢の実現を見据える。

天理大クリーンアップ連続タイムリーで勝利 4番近藤遼一は5季連続優勝とプロ入り目指す - アマ野球 : 日刊スポーツ

 

【近藤選手の紹介】


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176センチ86キロ 右投げ右打ち

ポジション:ファースト

 

 大学通算1本塁打、チームでは4番に座る右の内野手。バットに当てる技術が高く打撃能力を評価されており、4年春は打率.359で同チームの中川選手ともに首位打者を獲得。また後ろで首位打者の中川選手が控えるため繋ぐ4番としての役割を果たし、13四球を選び5割越えの出塁率を誇りリーグトップの出塁率となっています。3年春には同様に3割以上の打率を残しファーストでベストナインも獲得しました。リーグトップの巧打者として注目されています。

 

【指名への課題】

 課題はアウトコースへの攻めに対する対応。近藤選手の安打方向はライト方向への流し打ちが多いものの、アウトコースへの意識が強いために外の球に手を出しやすく、カーブ・スライダーを中心とするアウトコース重視の攻めに無理に引っ張りをしたり体を突っ込ませ空振りを取られるなど手玉に取られていました。

 また外への意識が強すぎるためにインコース抜けた甘い球も窮屈なスイングになり空振りを取られてしまい、甘い球を仕留められずに結果を出せていませんでした。コースへの意識が強すぎるためにある程度の球速やランクの投手となると、コース外の失投を仕留められなくなっています。

 

 

【指名順位予想】

 高校時代からファーストでしか起用されておらず、プロ入り後もファーストとして起用される可能性が高い選手。そのため求められる打撃のハードルは非常に高く、リーグでは成績を残せていますが、全国大会ではわずか1安打とほとんど結果を残せていません。

 本塁打数も少なく、出塁率は高いものの足も速いほうではないため盗塁によるチャンスメイクも期待できず、巧打者としてみるにもゾーンによっての対応に課題を残しているため、現状では指名漏れの可能性が高くなっています。