読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

左の内野スラッガー 智弁和歌山 林 晃汰選手  高卒左内野手

 

◆第100回全国高校野球選手権記念大会第3日▽1回戦 近江7―3智弁和歌山(7日・甲子園)

 今春センバツ準優勝の智弁和歌山が近江(滋賀に)敗れ、3年ぶりに初戦で敗退した。今秋ドラフト候補の林晃汰三塁手(3年)は3打数1安打2三振に終わった。

 近江の先発は滋賀大会で1イニングしか投げていなかった松岡裕樹(3年)だった。その後は3投手が登板する小刻みな継投に屈した。「予想外でした。それでも打たなきゃいけない。対応が遅れました。早め早めの継投で対応が遅れました。実力不足です。この夏は一度も満足した試合はなかった。結果が出なくて迷惑をかけた」と肩を落とした。

 あと1本に迫っていた高校通算50本塁打は達成できなかった。「自分なりにやり切った。後悔はないです。(今後は)まだ全然、考えていません。上に行ってやるには、もっとレベルアップしないといけない」と、プロ志望は明言しなかった。

【甲子園】智弁和歌山・林 3打数1安打で敗退「やり切った。後悔はない」 : スポーツ報知

 

 

 

【林選手の紹介】

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181センチ90キロ 右投げ左打ち

ポジション:サード

 

 

  二年からスラッガーとして注目されていた大型野手。バットを揺らしながら打つ瞬間に体を縮こまらせる独特のフォームをしており、その恵体から繰り出されるフルスイングで高校通算49本塁打を放っている。また課題の一つだったボール球に手を出してしまう癖についても我慢できるようになっており、安田選手に続く大型内野手として多くのスカウトが注目しています。

 


林晃汰(智弁和歌山)ホームラン(3試合連続) 和歌山東戦

 

【指名への課題】

   ランナーがいない場面ではボール球を我慢出来ていますが、得点圏になると打ち気が出てきてしまい、低めの変化球に何度も空振りしていました。外角についてはかなり我慢できるようになっていますが、内角についてはあまり対応できておらず、現状では内角への攻めを中心とされると厳しい打撃内容となっています。

 

 

  打撃自体についてもフルスイングが基本ですがまだ技術が追い付いておらず、技巧打といえるような当たりが少なくなっています。同じ智弁でも2年生の黒川選手の方が同じフルスイングでもシャープに振り抜いていました。

  そして持病の肘痛も内野手にとって大きなネックとなっており、2年生のころには肘痛が再発したことにより、戦線を離脱し手術を受けています。この肘痛に再発のリスクがある場合、指名順位は大きく下がります。

 

 

【指名順位予想】

  素材はトップクラスですが我慢できるようになった一方、甘い球を捉える技術はまだ未熟です。ただ高卒選手は伸び代の評価割合が大きいため、素材・パワーの評価となり指名順位は3位~4位となっています。一方で肘痛について再発のリスクがある場合、サードやレフトでの起用が難しくなるため4位~6位と順位はかなり下がっています。