読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

フルスイングで長打を量産するスラッガー NTT西日本 平良 竜哉選手 社会人右内野手



都市対抗野球大会近畿地区第2次予選 ▽第1代表決定戦 NTT西日本7―3ミキハウス(1日・わかさスタジアム京都

 NTT西日本が3本塁打を含む11安打7得点でミキハウスに快勝し、8年連続33度目の都市対抗本戦(7月18日開幕・東京D)出場を決めた。0―1の4回先頭で反撃の口火を切る同点左越えソロを放ったプロ注目の4番・平良竜哉二塁手(23)は「一試合一試合必死に戦ってきた中でチームの状態も良く、自信があった」と納得の表情を浮かべた。

 今オフの振り込みの成果が出た。3月上旬から約2週間の宮崎キャンプでは、河本泰浩監督(39)が直接トスを投げる約200球ぶっ通しのティー打撃を敢行。「選手がしんどいときに、頑張れるか見えてくる」と指揮官。この日の3本塁打を含めて今予選では4試合6本塁打と打線が結果を残した。

 昨年の都市対抗では2回戦敗退。6―2の9回裏に一挙5点を失い、JR東日本東北に敗れた。「何が何でも勝つことだけを考えて挑みたい」と平良。強打を武器にリベンジを果たす。

【社会人野球】NTT西日本3発7点で快勝!8年連続33度目の都市対抗本戦出場決めた : スポーツ報知

 

【平良選手の紹介】


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170センチ78キロ 右投げ右打ち

ポジション:セカンド

   経歴:前原高ー強襲共立大ーNTT西日本

 解禁年:2022年

 

 通算8本塁打、腰を落としバットを立てて構えるフォームからボールを巻き込む全身を使ったフルスイングで長打を量産する小柄なスラッガー。フルスイングでイン・アウト問わずレフト方向に引っ張り長打を量産。また長打だけでなくフルスイングながらシャープなスイングで変化球を捉え率も残しており、都市対抗では2年連続打率5割を達成しています。

 大学時代から強打の二塁手として注目されるも、3位以下なら社会人に進む順位縛りを宣言しており指名漏れ。その後NTT西日本に進むと1年目からセカンドで起用されるとフルスイングで本塁打を量産。全国大会出場を決めたニチダイ戦では2打席連続本塁打を放つなど、多くのスカウトから長打力を持つスラッガーから注目されています。

 

【指名への課題】

 課題はフルスイングゆえのタイミングの合わせにくさ。平良選手のフォームを大きく足を上げしっかりタメを作りフルスイングに繋がります。しかし大きく足を上げるフォームであるため、始動に入るとそこからはタイミングの調整が出来ず、意図した球と違うとタイミングが合わずカットも出来ず空振りとなっています。

 チェンジアップに二連続で同じような抜かれた空振りにより打ちとられる場面もあり、動きが大きいフォームであるため、タイミングの調整が難しくなっています。すべての球に対応するのは不可能であるため、狙い球でなかった場合にカットして逃げる技術が求められます。

 

 

【指名順位予想】

 スカウトからも貴重な右打ちで長蛇が打てる内野手として評価されており、巧打型が多いセカンドの中で長打が打てるのは大きなアピールポイントとなります。
 打ち損じはありますがそれはフルスイングタイプの宿命であり、大きく順位を下げるまでにはなりません。
 現状では2位から3位が候補。春は不調でダリツも低迷していましたが、都市対抗での長打二本から少しずつ調子を取り戻しています。大学時代はリーグ成績もあまり高く評価されず守備もプロではファーストでしか計算できなかったため指名漏れとなりましたが、強豪チームで結果を残しているため指名候補となります。ただ1位となるには守備範囲があまり広くないセカンド守備のさらなるレベルアップが求められ、攻守ともに即戦力とならないと1位にはなりません。