読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

豊富な変化球で勝負する小柄な先発 八戸学院光星 後藤 丈海選手 高卒右腕投手

 

3年ぶり10度目の出場だった八戸学院光星(青森)は、初戦で敗れた。持ち前の強力打線が、広陵・河野の前に3安打と沈黙した。仲井宗基監督は「いい投手と聞いていたが、ねじ伏せられてしまった。お手上げだった。いきなり150キロも出ていたし、すべてのボールのコントロールがよかった」と、相手エースを称えた。
 先発のエース右腕、後藤丈海投手(3年)は2回無死満塁のピンチを粘りのある投球で切り抜けたが、5回無死二塁の犠打処理で痛恨のミス。マウンドから好ダッシュでバントの打球を捕球したが、三塁への送球を焦ってお手玉。打者走者はアウトにしたが、残した三塁走者を藤井の左前打で還されると、中冨の二塁強襲安打で2点目を許した。

 後藤は「フィールディングでミスが出た。あれでは甲子園は勝てない。細かいミスが負けに繋がる」と悔しがった。4番の近藤は7回にチーム2本目の左前打を放ったが「4の1じゃ駄目。全部打てるような打者にならないと」と、夏に向けてさらなるレベルアップを誓った。

八戸学院光星 エース後藤、ミス悔やむ「あれでは甲子園は勝てない」― スポニチ Sponichi Annex 野球

 

 

 【後藤選手の紹介】

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170センチ71キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・カーブ・カットボール・チェンジアップ

 

 ノーワインドアップフォームから最速140キロ、常時130前後のストレートにスライダー・カーブ・カットボールなどの変化球を交えながら抑えていく先発右腕。変化球の割合が非常に多く、ストレートは120台もあり速さは感じられないものの、狙い球を絞らせず見逃し三振や打ち損じで打者を打ち取っていきます。

 


2019 センバツ 高校野球 八戸学院光星 後藤丈海君の投球

【指名への課題】

 ストレートについては見逃し三振が多く空振りを奪うことはあまりありません。身長が低く角度がないためかストレートを武器にできておらず、良いコースに決まったものであれば見逃しストライクは奪えますが、アウトコースにはずれたり高めに抜けたものはハーフスイングになることもなく、ストライクを奪える武器とはなっていません。このためストレートの制球の調子が悪いと変化球頼りになりかなり苦しい投球となります。

 またクイック時になると変化球も全体的に高めに集まることが多くなり、引っ張られる当たりが多くなっています。変化球頼りの投球である上クイックだと球が全体的に高めになってしまうため、やはりストレートの球質と変化球のキレの上昇が今後の課題となります。

 

 

【指名順位予想】

 よくも悪くもまとまった選手であり、指名候補に挙がるほど目に見えた武器があるタイプではありません。このため現状では指名漏れの可能性が高い選手であり、進学・社会人に進みそこで全体的にレベルアップすることを期待したい選手です。