読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

2020年第1回読売ジャイアンツドラフト指名予想【4位~5位】

 

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今回は4~5位と指名内容振り返りとなります。

 

 

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【4位指名候補①】法政大 高田 孝一選手 大卒右腕投手


【2019侍ジャパン大学代表候補合宿】高田孝一投手(平塚学園→法政大学)の投球!

 最速150キロ、法政大では先発として起用されることの多い右腕投手。ただ先発としての実績はあまりいいものではなく、2巡目から打たれだす展開が非常に多いため、先発としての評価は微妙となっています。先発としてよりも、中継ぎとして起用されているときのほうが球速を出せてガンガン攻めていけていたため、中継ぎ評価としての獲得となります。

 

【4位指名候補②】JR東日本 西田 光汰選手 社会人右腕投手


【ドラフト2020】西田光汰(JR東日本)の投球シーン

 19年ドラフト候補だった高卒社会人投手。リリーフとして好成績を残し指名候補の一人でありましたが、肘の違和感から遊離軟骨除去手術をうけ、ドラフト指名自体も辞退しチーム残留を選んだことにより去年の指名はありませんでした。

 

 ストレートとスライダーを高く評価されており、手術後の肘の状態も回復して試合に登板できています。スカウトからもリリーフタイプと評価されているため、巨人としても中継ぎ候補としての獲得となります。

 

【5位指名候補①】関東学院大 関 龍摩選手 大卒右外野手


【ドラフト候補】関東学院大 関龍摩 (4年 福井商) 国際武道大 板川佳矢 (横浜高校) と対決 2020/3/3 オープン戦

 リーグ通算3割後半、通算6本塁打の右の中距離外野手。打撃センスの高さを評価されており、巨人としてはレギュラーが少ない右の外野手候補の獲得となります。守備もライトとレフトがメインであり、どちらもレギュラーがいないポジションとなっています。

 守備面でまだ課題があるため素材型としての獲得となり、下位指名候補となっています。

 

【5位指名候補②】法政大 鈴木 昭汰選手 大卒左腕投手


法政大 鈴木昭汰(2年 常総学院)ピンチで早大 岩本(大阪桐蔭)を空振り三振 2018/11/2 フレッシュT

 

 最速148キロに多彩な変化球を使う左腕投手。3年生になってから本格的に起用されるようになっていますが、3年春は捉えられることも多く、先発としては1勝2敗、防御率6点台となっていました。

 

 しかし秋に中継ぎとして起用されるようになると常時140前半のストレートと変化球で防御率0点台を記録。石川選手と並ぶ左腕候補となっています。巨人としては中継ぎとしての獲得。同じ中継ぎ左腕で出どころの見にくさとキレで勝負する石川選手と迷いましたが、出どころの見にくさとスライダーで勝負するタイプに中川選手がすでにいることから、タイプの異なる選手を候補としました。 

【なぜこのような指名となったのか】

 ご存知の通り巨人の課題は先発と中継ぎ。特に中継ぎは二軍の層を見ても薄さが垣間見えます。先発も高卒を多く指名しているためまだ一軍起用が見えている選手はおらず、戸郷選手も本来はもっと体作りをしっかりしてから起用したい選手です。
 勝ちパターンの中継ぎ選手を長く活躍させるためにも、中継ぎ層の充実化は必須の課題となっています。
 指名した船主の傾向ですが、近しい年で故障歴のある選手は外しています。これは16年一位の吉川選手や翌年1位の鍬原選手、さらに19年一位の堀田選手とドラ1がみな一年目から故障で長期離脱しているためです。このことから肘のPRP治療を受けている東海大の山﨑選手を東海系列ながら外しました。

 

 外れ一位の木澤選手も過去に肩の故障がありますが、現在大きな離脱は見られず年数も経過しているため候補としています。
 指名数についてはここ3年で中堅選手を数多く戦力外にして若返りを図ったため、今年については戦力外にする候補自体が少なくなっています。育成落ち候補も含め最大5名と考え、支配下指名を5名としました。