読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

クロスファイアとチェンジアップが持ち味 天理大 井奥 勘太選手 大卒左腕投手

 

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全日本大学選手権:天理大7-0石巻専大>◇7日◇1回戦◇神宮

大商大(関西6大学)が11安打6得点で東亜大(中国地区)に快勝だ。天理大(阪神)は10安打7得点で8回コールド勝ちし、先発の井奥勘太投手(4年=立正大淞南)が8回無失点の好投で貢献した。関西勢2チームが好発進で2回戦に進んだ。昨年は新型コロナウイルスの影響で初の中止だった。

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天理大プロ注目の左腕エース井奥が8回を散発4安打無失点と快投した。1回2死一、三塁の窮地を速球で遊ゴロに詰まらせて脱した。2回以降はチェンジアップやカーブで間合いを外して7奪三振。「角度のある速球に一番自信を持っている。打者が嫌がる角度を大事にしています」。140キロ前後の速球でもキレがあり、初の神宮は技巧派の独壇場だった。

天理大・井奥勘太8回4安打0封「打者が嫌がる角度を大事に」技巧派独壇場 - アマ野球 : 日刊スポーツ

 

 

 

【井奥選手の紹介】


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173センチ70キロ 左投げ左打ち

変化球:スライダー・カーブ・チェンジアップ

 

 セットから左腕を大きく後方に回し、そこから勢いをつけてスリークォーターよりも低めの角度から振りぬくフォームから最速145キロ、常時140前半のストレートを投げ込む左腕投手。本人も強く意識している角度あるストレートを中心に投げ込んでいき、そこに120中盤のスライダーと緩急を強く意識させるカーブのコンビネーションで打ちとっていきます。

 チームでは主に先発で起用。森浦選手(広島2位)卒業後は同級生の牛島選手とともに2枚看板で活躍。4年春は7試合登板し5勝0敗で防御率0.23と圧倒的な成績を残しています。

 

【指名への課題】

 低めのコースへの制球が出来ておらず、特に低めに投げる時のストレート・チェンジアップは多くが指に引っかかり、ランナーがいるときには要求できないような跳ね方をするため低めはほぼ使えていません。スライダーも外へのコースは投げた瞬間ボールとわかるほど変化を制御できておらず、使えていたのは真ん中周辺のストレートとスライダー、カーブと右打者へのチェンジアップとなっていました。

 ならばその内容で力押しできるほどの球威があるかといわれれば球速どおりのものしかなく、プロで1軍戦力として見るには変化球の精度が課題となります。

 

 

【指名順位予想】

 将来的にはプロに行きたいと語っていますが、一方で社会人入りを検討しており、どちらに転ぶかはまだわかっていません。

 ただ先発・中継ぎどちらにしても即戦力とはいえないため、先発として見るなら低めの精度アップ、中継ぎでみるなら平均球速が140中盤にならないと通用しません。このため現状では7~9位。2軍で育てながら3~4年後に戦力になるのを見込む形となります。