読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

三拍子そろった大型ショート セガサミー 中川 智裕選手 2021年解禁済右内野手

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 ◇20日 練習試合 ENEOS2―6セガサミー(川崎・ENEOSとどろきグラウンド)
 セガサミー2年目の大型ショート、中川智裕内野手(23)がドラフト解禁イヤー1号本塁打を左翼へ放った。19日の東京国際大戦のノーヒットから一転、本塁打を含む3安打2打点。「きのうは調子は悪くなかったが、ヘッドが出ていなかった。試合後に佐藤コーチと修正した」。視察した巨人スカウトにアピールした。

 

ドラフト候補のセガサミー・中川智裕が今春1号でアピール 阪神・佐藤輝は後輩「また一緒にできたら」:中日スポーツ・東京中日スポーツ

 

 

 

 【中川選手の紹介】


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186センチ82キロ 右投げ右打ち

ポジション:ショート

   経歴:近大附属高→近畿大セガサミー 

 

 大学通算5本塁打、遠投110mに50m6.0秒の俊足も持つ、攻守走揃った大型内野手。チームでは主に下位打線を任され1年目からスタメンショートで起用されています。110mの強肩で深い位置からのスローイングも披露しており、堅実で安定した守備と送球が持ち味です。

 また課題であった打撃も長打が伸びており、ドラフト解禁となる2年目ではENEOSとのオープン戦では本塁打を含む3安打2打点と結果を残し、JABA四国大会では18打数7安打1本塁打8打点で打率.412となっています。

 守備能力がありパワーも持ち合わせる貴重な右打ちの大型ショートとして注目されています。

 

【指名への課題】

 中川選手が当初から課題とされていたのがミートセンス。特に変化球に対しての空振りが多く、芯を外したりタイミングがずれたといった当たりでなく、そもそもバットに当たりません。特に縦の変化球に弱く大きく外れたコースでなければ投げた瞬間にボールコースの低すぎるフォークにも手を出してしまっています。

 またスイングに入るタイミングが遅く足がついてからスイングに入り始めるため、差し込まれたようなスイング途中の当たりが多くなっています。このため引っ張るスイングなのにライト方向への当たりが多く、パワーを乗せたスイングにもかかわらず長打に繋がっていません。

 

 

【指名順位予想】

 貴重なパワーのある右打ちの内野手として評価されていますが、打撃の確実性にはまだ課題があります。また守備については安定して堅実ですが、守備範囲は決して広いほうではありません。このためショートよりもサード向きの守備タイプですが、どちらにせよ打撃面でのアピールが必要です。

 このままスイングの課題と長打面のアピールが足らない場合は7~8位に下位指名。巧打が期待できるタイプではなくパワーを期待する声が多いため、長打面のアピールが望まれます。今後の大会で.250以上で5本塁打以上を記録すれば3~4位指名となります。