読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

最速140キロ&20本塁打のスラッガー 明秀日立 石川ケニー選手 高卒左投手&外野手

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第74回秋季高校野球関東大会は7日、J:COMスタジアム土浦で決勝が行われた。明秀学園日立(茨城1位)は、山梨学院(山梨1位)を9―7で下し、初優勝。明治神宮大会20日開幕、神宮)の出場権を獲得した。ハワイ・オアフ島生まれの石川ケニー主将(2年)は「3番・右翼」で一発を含む2安打の活躍を見せた。
 タイミングはバッチリだった。2点を追う5回の先頭。左打席に入った石川は変化球を狙った。「前の打席で真っすぐを捉えていた。初球に変化球が来ると思った」。初球の内角低めスライダーを引っ張ると、白球は45度の角度で舞い上がり、右翼フェンスを軽々と越えた。

 球場の雰囲気を変える一撃でチームは勢いづいた。1死後に5番・猪俣駿太(2年)の中越本塁打で同点。6回は勝ち越しに成功し、7回は2点を奪ってリードを広げた。両軍合わせて30安打の乱打戦を制して初優勝を飾った主将は「優勝できたのでほっとしています」と笑顔を輝かせた。 

 小2まではハワイ・オアフ島のマノアで育った。美しい砂浜でサーフィンをしたことが思い出。子どもながらに「(大事なのは)タイミング。波が来たと同時に立つ感じ」と波を操るコツを体で覚えた。日本に帰国後、小4から始めた野球。強豪・青森山田やハワイの独立リーグでプレーした父・則良(のりき)さんからの熱血指導もあり、才能は花開いた。今や、打てば高校通算17本塁打、投げれば左腕から最速140キロ超えの直球を繰り出す二刀流だ。

明秀学園日立の主将・石川ケニー ハワイ出身のバイリンガルがサーフィンで掴んだ“ステキなタイミング”― スポニチ Sponichi Annex 野球

 

【石川選手の紹介】


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176センチ75キロ 左投げ左打ち

変化球:スライダー・カーブ・カットボール・スプリット

ポジション:ライト

 

 日本人の父とアメリカ人の母を持つ、高校通算20本塁打を誇る左のスラッガー。鋭いスイングが魅力でチームでは3番で起用。遠投100m、50m6.5秒となっています。独立リーグでのプレー経験のある父親からの指導を受け、さらに高校では長打力を伸ばし、監督からも身体能力No.1の評価を得ています。

 また打撃ではフルスイングだけでなく、追い込まれるとバットを短く持つケースバッティングもでき、市和歌山戦では追い込まれながらもアウトコースに落ちるチェンジアップにしぶとくくらいつき、センター前に運び貴重な1点を炊きだしました。

 また投手としても最速140キロを記録。10月に肘を痛めたため明治神宮大会では野手として出場となりましたが、投打ともに注目される投手兼スラッガーとなります。

 

【指名への課題】

 課題はアウトコース高目を上手く捉えきれないこと。スイングが引っ張りを意識したフルスイングであるためインコースはしっかりと捉えられていますが、アウトコースに来るとj上半身が動きすぎてスイングがぶれ、高めの長打ゾーンでも打ち損じする場面が目立ちました。

 左に対してのスイングはしっかり振り切れているため、左よりも右に対しての投球にへの対応に苦労しているように見受けられます。このためあまり率を残せておらず、打撃面での評価はパワーとスイングは魅力だが、センターからレフト方向への打撃に伸びが欲しいところです。

 

 

 

【指名順位予想】

 投手としては実績不足でドラフト候補になるほどのレベルではないため、指名候補となるには野手評価となります。ただし石川選手は左投げ左打ちでセンターを守れるほどの守備力はないため、ライト専となると指名順位は低くなります。ライト専となると通算35本塁打以上、平均打率も.280以上が指名ラインとなります。特に最近は育成でも右打ち野手の需要が高まっており、左打ちの野手は左打ちを活かせる俊足タイプや打撃能力が頭一つ抜けていないと支配下は厳しくなっています。

 上記課題をクリアできた場合育成4~6位。出来なかった場合は指名漏れの可能性が高くなります。