読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

打率6割の超攻撃型ショート 浦和学院 金田 優太選手 高卒左内野手

センバツ高校野球浦和学院7-0和歌山東>◇24日◇2回戦

浦和学院(埼玉)打線が、開幕戦での大会第1号に続き、第2号も放った。

今大会は全チームが出そろった段階で本塁打1本と、過去最少となっていた。

3点リードで迎えた5回、先頭の3番金田優太内野手(3年)は2球目、内角の直球を右翼スタンドへ運んだ。大会第2号ソロ本塁打を放ち「手応えはよかったです。2打席目までヒットが出ていなかったので、先頭ですし、狙い球を振り抜こうと思って打席に立って、それがたまたまホームランになったと思います」と振り返った。

今大会は本塁打が少なく、開幕試合で、同校の高山維月捕手(3年)が放った1本のみだった。

浦和学院・森監督(大会第1・2号本塁打をマークし)「しっかり振り切ることで、本塁打は延長線上で出てくる。(開幕戦の)高山に続いて金田もしっかりとらえて打ったことは、打撃強化の成果が出たと思う」

【センバツ】大会第2号も浦和学院 3番金田優太がソロ「狙い球を振り抜こうと」1号は高山維月 - センバツ : 日刊スポーツ

 

【金田選手の紹介】


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181センチ80キロ 右投げ左打ち

ポジション:ショート・ファースト

 

 高校通算8本塁打、チームでは3番で起用される左の巧打者。力のこもったフルイングで長打を生み出すだけでなく、外角の球には逆らわずレフト方向に巧打を見せたり、アウトコース低めを上手く拾ってセンター方向に打ち返す巧みなバットコントロールを披露。選抜では17打数11安打1本塁打で打率.647を記録。2年の夏から冬にかけて体づくりに取り組み体重を10キロ増量しており、パワーをつけて打撃力を大きく伸ばしています。

 また投手としても起用されており、ゆっくりと始動しスリークォーターよりも小さな腕の振りから最速143キロ、常時120後半のストレートを投げ込みます。投手としての経験を活かしたコントロールも武器で、深い位置からのスローイングも正確に送球しており、攻守ともに高い身体能力を評価された打撃センスの高い大型ショートとして注目されます。

 

【指名への課題】

 課題はショート守備。高卒であることを考慮しても粗さが目立ち、特に捕球時に粗さが目立ちます。前進しながらの捕球ではうまくバウンドを合わせられず、抱えるような捕球になる場面が目立ちました。

 また前進しながらの送球では投球時のようなサイドスローに近い投げ方になるためステップとのタイミングが合わず、弱い送球となり余裕のゴロでもぎりぎりになっています。横の動きでもぎこちないステップがあり、守備面ではまだ粗さが目立つのが課題となっています。

 

 

【指名順位予想】

 指名順位はショートとして計算できるかどうかがラインとなります。このため夏までにどれだけショートの守備技術を上げられるかが上位指名の条件となっています。プロ入り後もショートとして計算できる場合は2~3位が指名順位となります。

 ショートでの起用が難しいと判断された場合、現在の8本塁打では長打面が物足りないため、20本塁打を達成できれば4~5位指名がラインとなります。今年は高卒野手も不作年であるため、その中で打撃力の高い内野手はそれだけで指名順位が上がっています。