読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

第3回(最終)2022年読売ジャイアンツドラフト指名予想【4位~5位】

今回は4~5位となります。

 

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【4位指名候補①】ENEOS 加藤 三範選手 社会人左腕投手


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 最速147キロ、即戦力左腕として期待される社会人投手。大学時代から注目されるも3年に肘の疲労骨折で出遅れてしまい指名漏れ。その後ENEOSに進むと新たにツーシームを習得。中継ぎ左腕として結果を残しています。

 巨人は大学時代から注目しており、今村選手が中継ぎとして出てきたものの、中川選手の故障や戸根選手が定着できないなどで1軍左腕中継ぎが不足しているため、層が薄い左の中継ぎ左腕を補強するための獲得となります。ただし上位枠で投手を誰も指名しなかった場合となります。

 

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【4位指名候補②】浦和学院 金田 優太選手 高卒左内野手


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 高卒ショートの中ではトップクラスの打力を誇る左の大型内野手。春の選抜では17打数11安打1本塁打と打率.647という驚異的な数字を残しました。投手としても登板していますが、巨人は野手として評価しています。

 3位で坂本選手の後釜として中山選手を指名しましたが、中山選手は打撃ではパワー不足が目立ち、1軍戦力としてどれだけかかるか未知数の選手。ポスト坂本選手候補としてまだまだ候補選手の獲得は必須。勝俣・ウレーニャ・黒田選手とファーム内野手を戦力外にしていることからも内野手獲得の可能性は高く、指名対象としています。

 

 

【5位指名候補①】大阪ガス 三井 健右選手 社会人左外野手


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 社会人ではトップクラスの打撃評価を受けている左のスラッガー。立教時代から注目されていましたがプロ志望は出さず就職。大阪ガスでは1年目からレフトとして起用されると、本塁打を記録し打率3割越えを連発するなど結果を残し続けています。

 今年はケースバッティングもできるようになっており、巨人の岸スカウトも低めへの変化球の対応力の向上を評価しています。地方予選では4割近い成績を残しており、今年も順調に打撃面で結果を残しています。一方で社会人外野手として需要が落ち込む左打ちであり、走塁・守備は平均以下でレフト専という点も評価が低いポイントです。

 21年ドラフトにおいてもレフト・DHがメインであった末包・豊田選手は右打ちのスラッガーながら6位。一方でセンター・ライトを守れる中村選手は打力は堕ちながらも3位指名となっているため、レフトがメインとなる三井選手は6位としています。外野手のレギュラー候補が少なく、左の代打も薄い巨人にとっては外野の即戦力兼代打を獲得となります。

【5位指名候補②】東北福祉大 杉澤 龍選手 大卒左外野手


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 チームではセンターで起用される左の巧打者。4年春のリーグでは33打数18安打14打点4本塁打と打率5割越えという驚異的な数字を残しています。また三振もわずか2つだけという高いバットコントロール保有しており、東北トップクラスの巧打者として評価されています。

 50m6.0秒と俊足もありますが、盗塁は盗塁死も多くまだ技術面では課題があり、仙台六大学は東北福祉大の一強のような状況で、過去の指名を見ても仙台大・川村選手は4年に調子を落としたとはいえ育成2位。6本塁打で通算打率3割中盤の東北福祉大・楠本選手は7位とあまりリーグに対する評価は高くありません。杉澤選手はセンターを守れるということで評価をあげていますが、3年秋は2割後半と波があるため、この順位としています。

 巨人としてもセンターで打撃が魅力の外野手は補強ポイントであり、左右を問わずレギュラー候補が不足しているため、左の巧打者という上位指名とはなりにくい選手を候補としています。

 

【なぜこのような指名となったのか】

 今年は野手ドラフトになることが明言されており、投手は即戦力候補を1名指名する予定のため、投手の指名は予定よりも減らしています。

 また1軍戦力として計算できる野手の少なさがCSを逃した原因の一つであるため、野手も大卒・社会人が中心。特に打撃型の野手がメインとなっています。また今年は例年に比べ捕手に対してコメントを残しており、捕手が粒揃いの年もあり大卒捕手の指名を考慮しています。九州国際大・野田選手を指名対象として見ていた記事も出ており、今年どこかしらで捕手を獲得するだろうと予想しています。

 次は育成1~4位となります。

 

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