【根岸選手の紹介】
177センチ75キロ 右投げ右打ち
変化球:スライダー・カーブ・フォーク
解禁年:2023年
ワインドアップから大きく足を上げタメを作り、オーバースローの角度から投げ下ろすフォームから最速153キロ、常時140後半のストレートを投げ込む右腕投手。130キロ台のスライダー、110キロ台のカーブ、130キロ台のフォークを投げ込んでいきます。
武器は140後半の角度ある力あるストレートとまっすぐ落ちるフォークとのコンビネーション。スライダー・カーブでカウントを整えながらストレートで押し込み、鋭く落ちる高速フォークで空振りを奪っていきます。
チームでは先発・中継ぎ両面で起用。チーム2位の10試合に登板しており、66(1/3)イニングで63奪三振で奪三振率は8.55と高い奪三振能力を誇り、防御率は2.31と結果を残しています。
【指名への課題】
課題は先発として計算できないこと。根岸選手は先発時はスタミナ管理のためにストレートの投げ込みをセーブする必要があり、中継ぎ時と比べストレートの球威は大きく落ち込んでいます。中継ぎ時と比べ先発時は腕の振りが抑えぎみであるためスライダーの変化も中継ぎ時と比べ変化量やキレが弱く、制球がいいタイプでなく球威で空振りを取るタイプであるため、変化量が落ちたばらつきのあるスライダーでは空振りを奪えておらず、打ち取るのに苦労しています。
先発時は全体的に球速が落ち込むため中継ぎ時には空振りを奪えていた球でも空振りをなかなか奪えず打ち込まれることも多いため、先発時の防御率は自責点でみれば2点台であるものの、失点自体は25点となっており、防御率も4.14と決してよくありません。
【指名順位予想】
先発としてみるには変化球の精度にばらつきがあり出力を抑えると空振りを奪えないため、短いイニングを全力で投げ切る中継ぎ向きの選手となります。しかし中継ぎとしてみるにはストレートとフォークだけでは通用しないため、スライダー・カーブどちらの精度アップも求められます。
持ち球もストレート含め4球種と少なく、ストレート自体も中継ぎで140キロ中盤から後半とストレートメインで即戦力とするには球種が物足りないため、年齢も踏まえると即戦力かあと一つ課題を解決すれば戦力、というレベルにまで昇格しないと指名は厳しくなっています。