読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

迫力のあるサイドスロー 東海大熊本星翔 玉木 稜真選手 高卒右腕投手

(24日、第105回全国高校野球選手権記念熊本大会決勝、東海大熊本星翔5―0九州学院

 東海大熊本星翔は、5年ぶりの代表切符がかかった一戦でエース右腕、玉木稜真が被安打3で完封した。

 野仲義高監督は舌を巻いた。「こんな投球をするなんて想像できなかった。公式戦では過去最高」

 準決勝までの5試合でチーム打率3割3分1厘と好調な九州学院の打者たちを、テンポよく追い込んでいった。

 スリークオーターから右打者の体の近くへのスライダーと外に逃げるスライダーを使い分け、真っすぐも走った。1巡目は、チェンジアップをあえて見せないなど、投球術も巧みだった。

 先頭の出塁を一度も許さず、3安打のうち2本は内野安打。芯でとらえられたのは四回に許した二塁打くらいだった。108球で27のアウトを奪った。

 走者がいなくてもクイック気味に投げる工夫も奏功した。

 春の県大会は2回戦で早々と敗退し、公式戦の代わりに強豪との練習試合を重ねた。「ちょっとでも打者のタイミングをずらせば、本塁打になるところがヒットで収まった」とクイックの効用を感じた。

 特に夏前の福岡大大濠との練習試合が自信になったといい、「きょうも不利なカウントからでもクイックでストライクを取れたのが大きかった」。

 直球は最速で146キロを計測したことがある。しかし、「スピードに頼ってもいいことはない」と制球を重視するようになった。ときに制球が荒れる悪癖があったが、この日の与四球はわずかに1。

 九州学院には昨夏の熊本大会準決勝で敗れていた。その試合に先発し、六回に逆転を許していた。「きょうの試合が今大会では一番よかった」という快投で1年前の悔しさまで晴らした。

 兵庫県出身で実家は宝塚市にある。「地元の友達も応援してくれる。成長した姿を見せたい」。宝塚の隣の西宮市にある甲子園球場での好投を頭に描いている。

エースの真骨頂 東海大熊本星翔の玉木稜真、九州学院を3安打完封 - 高校野球:朝日新聞デジタル

 

【玉木選手の紹介】


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180センチ76キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・チェンジ

 

 セットから重心を低く落としたまま背中に隠した状態から、素早い腕の振りでスリークォーターの角度から投げ込むフォームから最速146キロ、常時140前後のストレートを投げ込む右腕投手。130キロ台のスライダー、130キロ台のチェンジアップを投げ込んでいきます。

 武器は低い位置から投げ込む威力のあるストレート。サイドスローながら平均140を超えることも珍しくないストレートをインコースに投げ込む打者を詰まらせ、スライダーでタイミングを外しながら打ち取っていきます。

 チームでは主に先発で起用。ランナーがいないときでもクイックで投げフォームでも打者のタイミングをずらす投球スタイルを確立し、力のあるストレートと打者のタイミングをずらすフォームで芯を外し長打を打たせないピッチングスタイルを武器としています。中学時代は控え投手ながら高校入学後に才能が開花。まだまだ伸びしろが期待される変則右腕として注目されます。

 

【指名への課題】

 課題は横手投げながら左よりも右打者を苦手とする投球内容。玉木選手はストレートと縦の変化球を中心に組み立て、左打者に対してはインコースに投げ込めるストレートで詰まらせ、縦の変化を厳しいコースに投げ込む見逃しを奪う投球スタイルで抑えています。

 一方で縦の変化球は変化量が大きいほうではないため、右打者が相手だとインコースに投げ込めていないことからスライダーをセンター方向に狙い撃ちされています。縦の変化の見せ球になるチェンジアップも最初から低い位置に投げ込むため、腕が見にくい左に比べ腕の出るタイミングが早い右打者にはチェンジは見切られています。打者のタイミングを外す投球術もランナーが出ると常時クイックとなるため、変化球が130キロ台とストレートと球速差があまりないことからタイミングが合いやすくなっています。

 このため右打者からは4割以上の被打率となっており、右打者への対応が今後の課題となります。

 

 

【指名順位予想】

 高校に入り大きく成長した伸びしろが期待できる選手ですが、変化球に決め球といえるほどのものがなく、スライダーはカウント用、チェンジアップは精度不足で右打者に対しての決め球がストレートに頼り切りのため、今後は対右用のシュートやフォークの習得、もしくは横のスライダー習得が鍵となります。

 変化球を増やすタイプの投手ではないため、3種の変化球で今後は球速を伸ばしていき、大勢選手のようなパワータイプを目標に即戦力を目指いしたいところ。現状では決め球の変化球にかけ、即戦力を狙いたいところ。

 本人も進学を予定しておりプロ志望届を出す可能性は限りなく低くなっていますが、現状での評価は指名漏れ。進学を表明している以上育成指名を受け入れる可能性は低く、支配下でとるには決め球の変化球に欠けるため指名漏れとなっています。