読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

通算36本の細身のスラッガー 京都外大西 山下 航汰選手 高卒右捕手

 

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京都外大西のプロ注目捕手・山下航汰(3年)が幸運の一打で大逆転勝ちを呼び込んだ。6点を追う最終7回(特別ルール)に味方が4点を返し、なおも2死二、三塁。右翼手の深い守備位置に助けられ、直球に差し込まれながらポテン2点二塁打で同点とした。タイブレークの8回に打線が3安打で勝ち越し、初戦を突破した。
 「つないでくれたみんなに感謝したい」

 打順が多く回るように「2番」で出て5打数2安打2打点だったが、笑顔はない。クリーン安打は初回の左前打のみ。3度の得点機で凡退しただけに、試合後は「打とう打とうとして突っ込んでいた」と反省した。

 コロナ禍の活動再開後は、将来のために木製バットで練習試合にも出てきた。しかし、最大3試合のトーナメントとなる京都大会は、仲間のお願いもあって金属を握る。「プロに行きたい。そのために結果を残したい」

 広島とオリックスのスカウトが高校通算36本塁打を視察。広島・鞘師スカウトは、捕手専念1年を考慮して「スローイングが柔らかい」と評価した。

京都外大西・山下 最終回に二塁打で6点差から劇的勝利「つないでくれたみんなに感謝」― スポニチ Sponichi Annex 野球

 

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信濃の変則左腕 信濃グランセローズ 名取 泰誠選手 独立リーグ左腕投手

 

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7月28日に行われたソフトバンク3軍との交流戦。六回に登板し左腕は、2死から四球を一つ与えたが、この回を4人で抑えた。この投球が評価され、練習生からの昇格が決まった。

 「ストライク先行を心掛け、1球ごとに一喜一憂することなく気持ちを抑えて投げることができた」。5月中旬のオリックス2軍との交流戦では4連続四球などで自滅した苦い経験があり、取り組んできた練習の成果と成長を実感した。

 東海大三高では昨年春、チームが甲子園に出場したが、ベンチに入れなかった。直後の春季南信大会で初めてメンバー入りしたものの、夏は大会直前にひじを痛めて外れた。「不完全燃焼。物足りない高校3年間だった」

 今春、信濃で練習を始め、課題だった制球力の向上に取り組んだ。高校時代にやらなかった筋力トレーニングで下半身を鍛え、横手投げからひじの位置を少し上げた。岡本監督からは「左打者を抑えてくれ」と頼まれた。チーム最年少の18歳は「流れを引き寄せる投球をしたい」と意気込む。

新戦力―投手・名取泰誠 左打者への抑え期待|信濃グランセローズ 信濃毎日新聞社

 

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ダイナミックフォームで最速153キロを記録した投手 栃木ゴールデンブレーブス 山田 綾人選手 独立リーグ右腕投手

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ルートインBCリーグ栃木ゴールデンブレーブスの新人で、最速152キロ右腕・山田綾人投手(玉川大)に注目が集まっている。187センチ、99キロと大柄で、DeNAから調査書が届くなど、昨年のドラフト会議でも候補に挙がったが指名されず、独立リーグから改めて「夢」に挑戦することになった。

小山ベースボールビレッジで行われているキャンプ2日目の15日、山田はブルペンで捕手を座らせて40球を投げた。ただ、フォークが抜けたり、ストレートもばらつきがあったり、課題も見えた。「実戦の中でいかに(いい球を)増やしていくかが課題。フィールディングやけん制といった投球以外の部分もスカウトは見ている。試合の中で、そこもいかに高めていくか」と元ソフトバンク巽真悟投手コーチは指摘した。

 桐光学園時代は2学年上に楽天松井裕樹投手がいた。足首の故障などもあり、実績はほとんどなかった。しかし、玉川大1年秋に151キロをマーク。3年時は右肘遊離軟骨手術を受けた影響で投げられなかったが、首都2部リーグで49試合に登板した。通算12勝13敗ながら防御率は3点台前半で、2017年3月には巨人との3軍戦で6回1失点と好投。スカウトの注目を浴びた。

 昨年3月の巨人3軍戦では5回4失点と打ち込まれた。だがその年の2月にジャイアンツ球場で行われた冬季特別トレーニングでは、特別講師を務めたNPB通算203勝の堀内恒夫氏を「直球で押せる」と唸らせた。

 昨年春のリーグ戦では足利大戦でMAX152キロをマーク。寺内崇幸監督も「まだまだ伸びしろはある。育成ではなく、支配下で指名されてほしい」と期待する。玉川大時代の投手コーチで元巨人投手の関本四十四氏からも、独立リーグで鍛えて1年でのNPB入りを強く勧められたという。

 栃木では、NPB通算96勝を挙げた成瀬善久投手兼任コーチから股関節にどう体重を乗せるかなど、トレーニング方法の助言を受けている。「(NPBからドラフト指名されるには)セールスポイントが必要。ノルマとして155キロを出したい」と山田。デビュー戦はオープン戦2試合目、21日の埼玉武蔵ヒートベアーズ戦で先発する。

BC栃木に今秋ドラフト候補加入 最速152キロ右腕山田「ノルマとして155キロを出したい」 | Full-Count

 【山田選手の紹介】


2020/9/13 【2020年 ドラフト候補】 山田綾人 (栃木ゴールデンブレーブス) 茨城戦 1イニング 【長身右腕】

187センチ95キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・フォーク・チェンジアップ

 経歴:桐光学園ー玉川大ー栃木GB

解禁年:2020年

 

 セットポジションから大きく足を上げ、その足を踏み出す勢いで投げ下ろすフォームから最速152キロ、常時140前後のストレートを投げ込む右腕投手。緩い変化のスライダーにストレートの軌道で小さく落ちるチェンジアップ、地面にまで落ちる変化量の大きいフォークで空振りを奪っていきます。

 チームでは主に中継ぎで起用。堀内氏から直球だけで押せると称されたストレートが魅力でしたがコントロールが悪く高めに抜けることが多く、四球の多さも課題でしたが、現在は球速を140前後にセーブし制球重視にすることでコントロールが向上。変化球とのコンビネーションで打ちとるようになり、10月に入り5試合で無失点を記録しています。

 栃木GBの監督である寺内監督からもまだまだ伸びしろがある選手と評されており、素材型中継ぎとして期待されます。

 

【指名への課題】

 山田選手の元々の武器は直球でしたがコントロールが悪く四球数が9月時点で26試合登板で18個とかなりの四死球となっていました。10月になり制球重視にしたことで5試合で2四球とましにはなっていますが、一方で直球の魅力は薄くなりました。変化球の質も悪くはないものの特に目に付くような球がなく、これが大きな武器というものがありません。

 

 フォークもあまり球速がなく投げた瞬間から落ちるため、この変化の仕方でプロで空振りを取るには球速が足りません。ストレートもオーソドックスタイプの右腕としては140中盤は欲しいところですが、そこにもも届いておらず支配下指名を求めるなら今のコントロールで140中盤を平均球速としなければ望めません。

 

【指名順位予想】

 大卒からの入団で今年で23歳となると伸びしろよりも即戦力性のほうが重視されますが、ストレート・変化球共に即戦力とはいえないため、支配下指名の可能性は低くなっています

 

 ストレートが140後半を常時記録できていたり変化球のなかで大きな武器があれば育成でも1~2位となりますが、10月こそよくなっていれども通算防御率は5点台。10月になり制球をある程度改善しているため伸びしろを期待して育成5~7位の指名順位となります。

低めとコースのコントロールの良さが売り 立正大  倉田 希選手 大卒右腕投手

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東都大学野球:立正大6-4東洋大>◇第3週第1日◇6日◇神宮

4年秋で、うれしい初勝利だ。立正大・倉田希投手(4年=常総学院)は「素直にうれしいのと、少し時間がかかったかな、とも思います」と照れながら明かした。先発糸川の後を受け、4-4の6回から登板。延長10回までの5イニングを3安打無失点に抑え、初めての白星を手にした。

タイブレークでも落ち着いていた。10回表の攻撃で2点を勝ち越してもらい、その裏の投球。無死一、二塁から始まったが、東洋大は代打を送ってきた。犠打狙いの相手に対し、倉田は「強い球を投げれば。コースうんぬんではなく、直球を強く」とサイド気味に右腕を振った。打球を殺させず、一塁手が三塁送球で送らせなかった。さらに、一塁転送で併殺。一瞬にしてピンチを防ぎ、次打者を三邪飛で締めた。

走者を出しても点を与えなかった。「あと1本を出させない。糸川にあって、自分に足りないものは、そこでした。それが一番、成長できたかなと思います」と胸を張った。

この日にプロ志望届を提出することも表明。「負けない投手になりたい。今日みたいに粘りながら、ホームにかえさせないように」と抱負を語った。その姿を、坂田精二郎監督(46)は「成長したね!」とうれしそうに見ていた。

立正大4年倉田希が初白星、プロ志望届の提出表明 - アマ野球 : 日刊スポーツ

 

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2020年第3回読売ジャイアンツドラフト指名予想【育成8位~10位】

 

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www.giantsdraft.site

 

 今回は最後となる育成7~10位、そして指名の振り返りとなります。

 

 

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故障に悩まされる速球リリーフ 東海大 小郷 賢人選手 大卒右腕投手

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故障に泣いた最強クローザーが、最後の秋に猛アピールする。東海大の155キロ右腕・小郷賢人は、2年夏の腰痛、3年夏の右肘靱帯(じんたい)損傷を乗り越えて復活。「全5試合に投げて、チームの優勝に貢献したいです」。19日に開幕する秋季リーグ戦は1試合総当たり制。フル回転する覚悟を示した。

 関西高時代も最速150キロの速球派だったが、東海大2年の春に腕を縦に振るように意識したことで、スライダーの変化が横から縦に変わった。フォークと見間違えるような大きな落差で三振の山を築き、リーグ戦通算16登板で23回1/3を投げて37奪三振。失点はゼロ。通算防御率は驚異の0・00をキープしている。

 ドラフト上位候補だったエース右腕・山崎伊織(4年)が3月に右肘靱帯再建手術を受け、今秋の登板は絶望に。「自分が7回から行けたら、アイツの分もカバーできるはず。このまま失点ゼロで終わりたいですね」。ライバルの思いも背負い、楽天外野手の兄・裕哉が待つプロの世界に飛び込んでいく。(片岡 泰彦)

東海大の155キロ右腕・小郷賢人、リーグ戦通算防御率は驚異の0・00…大学・社会人ドラフト候補はこの男に注目 : スポーツ報知

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2020年第3回読売ジャイアンツドラフト指名予想【育成5位~7位】

 

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www.giantsdraft.site

 

今回は育成5位から7位となります。

  • 【育成5位指名候補①】 徳島IS 安丸 友耶選手 独立リーグ左腕投手
  • 【育成5位指名候補②】栃木ゴールデンブレーブス 手塚 俊二選手 独立リーグ右腕投手
  • 【育成6位指名候補①】徳島IS 新城 翔太選手 独立リーグ内野手
  • 【育成6位指名候補②】享栄 上田 洸太朗選手 高卒左腕投手
  • 【育成7位候補①】盛岡大付属 板橋 健太郎選手 高卒右外野手
  • 【育成7位指名候補②】武田 久保田 大斗選手 高卒右腕投手

 

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