読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

2020年第2回読売ジャイアンツドラフト指名予想【育成1位~4位】

 

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 前回は支配下指名を予想したため、今回からは育成となります。

では指名ルールについては以下の通りとなります。

支配下指名6名。育成指名は10名を予想

②1位については1位・はずれ1位を予想

⓷各順位2名ずつ指名候補を予想

④Aクラスを想定しての指名順位を前提とする

⑤現時点で進学・就職を表明している選手は除外

 

 育成は10名指名としているため、3回に分けて投稿します。

 

 

 

【育成1位指名候補①】八戸学院大 中道 佑哉選手 大卒左腕投手


中道佑哉 9回裏1死満塁で唐澤颯を空振り三振に抑える20190610

 最速145キロながら出どころが見にくいフォームで大道選手と先発2枚看板に座る左腕投手。フォームの安定感が増したことで130中盤だった平均球速がアップしており、特に左打者にとっては嫌な投手として評価されています。

 

 ただ支配下にするにはまだ球速が物足りないことや、球種の少なさから育成候補としています。この中道選手も腕を下げたフォームにしたことで投手としてレベルアップした過去があり、現在の巨人には中川・大江・高梨選手といった横手投げタイプが多く手本となる投手も多く2軍は左腕中継ぎが不足しているため、さらなる左腕中継ぎ強化のための指名となります。

 

【育成1位指名候補②】徳島インディゴソックス 亀山 英輝選手 独立リーグ右腕投手


【ライブ】防御率0.26亀山英輝先発!!徳島インディゴソックスvs愛媛マンダリンパイレーツ_2020.9.21

 最速150キロ、チームではリリーフで防御率0点台を継続している圧巻の守護神。さらに武器のナックルカーブがパワーカーブになったことで安定感がさらに増しています。一方で先発挑戦ではストレートの抜け球が目立ったため、巨人としては中継ぎ候補としての獲得となります。来年は支配下を62~63でスタートしたいと言っている以上、育成ドラフト参加条件である支配下数65名にシーズン中に到達しなければなりません。

 このため育成から支配下に上げる可能性が高い一方、現状の育成選手のなかでは支配下候補が少ないため、ある程度実績を残している選手を獲得候補としています。

【育成2位指名候補①】青森大 遠藤 暉世己選手 大卒右腕投手


2018/08/26 青森大・遠藤暉世己投手

 最速147キロ、長身から繰り出す140キロ超えのストレートと複数の変化球が持ち味の投手。高校時代に肩の故障で野手出場にとどまり、投手として復帰したのは大学になってから。そこから体づくりとフォーム矯正で球速を上げていった選手であり、伸びしろを期待しての獲得となります。巨人が注目している八戸学院大の大道・中道選手と同じリーグであるため、スカウトの目にも留まっている可能性は十分にあります。

【育成2位指名候補②】桜美林大 根岸 涼選手 大卒右腕投手


2019/9/21 【153km/h計測】 根岸 涼 (桜美林大学) 3者連続三振 成城大学戦 3年秋 【2020年 ドラフト候補】

 最速153キロを誇るリリーフピッチャー。まだ細身で変化球もスライダー・フォークのみで投高打低の首都大学リーグで防御率3点台に実績も少ないという選手。このため育成指名での獲得となります。しっかりと体づくりと変化球習得を行いリリーフ候補として育てていきたい選手となります。

 

【育成3位指名候補①】高松南 古市 尊選手 高卒右捕手


【2020ドラフト候補/二塁送球最速1.73秒の強肩捕手】高松南高・古市 尊(綾歌中※香川中央シニア)

 遠投102mと捕手としてはそこまでの肩ながら、センスの高さで二塁送球1.8秒を切っています。実は捕手になったのは2年生からでそれまでは外野手で起用されていました。

 足もそれなりに速く1番で起用されており、現在の巨人の捕手事情は即戦力捕手は不要ですが、山瀬選手の次が今年で24歳になる岸田選手で育成捕手は全く結果を残せていないため、若手捕手は補強ポイントとなっています。このため俊足攻撃型の山瀬選手とは異なるタイプを候補としています。

 

【育成3位指名候補②】徳島インディゴソックス 佐々木 祐弥選手 独立リーグ右捕手

 1年目から徳島で正捕手をつとめる右打者。盗塁阻止率5割を超えながらも打率は.250と捕手としてはそれなりの数字を残しています。25安打のうち長打は3本と物足りなさはあるものの、実は大卒でなく中退であるため年齢は今年で22歳。ある程度捕手として計算できるものの、失策数が45試合で8、捕逸が6と少し不安な数字があることから育成となっています。

 

【育成4位指名候補①】遊学館  高田 竜星選手 高卒右腕投手


遊学館 高田竜星投手 投球練習 第139回北信越地区高等学校野球石川県大会 準決勝 小松商業戦

  最速145キロながら回転の良いストレートにキレのあるスライダーが武器の右腕投手。体重も増えフォームを修正したことでスライダーの球速も上がっており、伸びしろが評価される選手となります。

 先発だけでなくリリーフでも起用されており、高卒ながら将来的なリリーフ候補にもなりうる選手としての獲得となります。

 

【育成4位指名候補②】大崎中央 氏家 蓮選手 高卒右腕投手

 

 171センチと小柄ながらも最速151キロ、回転数2500を誇る右腕投手。球速以上にインコースに攻め込んでくるストレートが魅力であり、多くのスカウトがその将来性とストレートを評価している一方、制球や抜け球の多さが課題となっています。あまり上背がないのも指名順位が落ちている理由となっています。現在の巨人はストレート主体の中継ぎが少ないため、パワー系中継ぎ候補としての獲得となります。

 

次は育成5~7位となります。

 

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