読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

力あるストレートが魅力の社会人左腕  新日鐵住金広畑 坂本光士郎選手 社会人左腕投手

 今秋ドラフト候補の新日鉄住金広畑・坂本光士郎投手(23)が先発し、7回途中6安打4失点。降板後に味方打線が逆転したため、勝敗はつかなかった。 

 「中盤以降は抜け球が多かった。四球から崩れたので、もっと防げる点があった」

 1メートル80、70キロのスリムな体型と投球フォームは阪神の能見を思わせる。5人態勢の阪神を含む10球団が視察する中、2回には球場表示で自己最速に並ぶ148キロを計測し、4回まで1安打投球。しかし、7回に制球を乱して3安打を集められ、6回2/3を6安打6四死球4失点で降板した。

 広島の鞘師智也スカウトは「コントロールにばらつきはあるが、キレはいい。安定感が出れば評価はもっと上がる」と話した。

新日鉄住金広畑・坂本に10球団視察 7回途中4失点も自己最速タイ148キロ― スポニチ Sponichi Annex 野球

 

 

 

 

【坂本選手の紹介】

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180センチ70キロ 左投げ左打ち

変化球:スライダー・カットボールツーシーム・チェンジアップ

 経歴:如水館高ー日本文理大新日鐵住金広畑

 

 スリークォーターのフォームから最速148キロ、常時140台の直球が武器の左腕投手。日本文理大のころより中継ぎ登板が主の選手であったが、4年にスライダー主体だった投球内容を見直しカットボールを習得したことで先発として結果を残すようになり、4年には北部九州地区MVPを獲得しています。

 新日鉄住金広畑に所属後は主に中継ぎとして登板しており、17年都市対抗野球では、日本生命への補強選手として召集され中継ぎ登板を果たすも、0イニング2失点で鋼板しています。

 現在は先発として実績を積み上げている状態であり、力のあるストレートを持つため、先発として評価されるようになれば上位候補になる存在の選手として阪神が評価しています。

 

 


日本生命<新日鐵住金広畑からの補強選手> 坂本 光士郎 投手(如水館高→日本文理大):都市対抗野球2017

【指名への課題】

  ストレート・変化球ともに速さがあるのが魅力ですが、変化球も速いせいかストレートに合わせやすく、緩い球速の変化球はあるものの、どれも軌道が似たような変化球のため、軌道が大きく異なる変化球で打者のタイミングをずらせる投球術が欲しいところ。なにより大きな武器となる変化球がなくストレート主体になっているため、空振りが取れる変化球が必要です。

 またコントロールにも課題があり、変化球が真ん中やインコースに抜けた球が多く、先発としてドラフト候補になるのは、変化球の精度向上と投球術の拡大が鍵となります。

 

 

【指名順位予想】

 ある程度まとまった選手で先発経験もあるため、ロングリリーフもできる左腕中継ぎとして、中継ぎが不足する球団が下位指名で獲得する選手として4位で狙う可能性はあります。ある程度中継ぎが揃っている球団にとっては、常時140キロを超える球速が武器のため、最初は中継ぎとして獲得し、増井選手のように将来的に先発転向として育てたい球団が獲得を狙う選手になります。そのため指名順位自体は4位後半から5位の選手となります。