読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

キレのよいスライダー・カーブで手玉に取る投手 ノースアジア大明桜 橘高 康太選手 高卒右腕投手

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高校野球秋田大会:明桜3-0金足農>◇10日◇2回戦◇こまちスタジアム

ドラフト候補の明桜・橘高康太投手(3年)が、10球団14人のスカウトが集う前で9回1死までノーヒットの快投を披露した。1安打完封の最速146キロ右腕は「金足農とは1年生の時に決勝で吉田輝星投手(現日本ハム)に負けて悔しい思いをしていたので、悔しさをぶつける思いで投げました。今日は球速よりもコントロールを意識しました」。143キロの直球だけでなく、スライダーを決め球にテンポのよい投球が光った。

佐々木湧生、長尾光を加えた「最速140キロ超3年生右腕3本柱」がドラフト候補として注目されている。「ライバルであり、仲間。3人いるから成長できています」。次は昨夏王者秋田中央と秋田西の勝者と対戦する。「甲子園はなくなったけれど投手陣として秋田大会無失点と東北大会優勝が目標です」と幸先の良いスタートに笑顔を見せた。

明桜・橘高が14人スカウトの前で金足農完封/秋田 - 高校野球夏の地方大会 : 日刊スポーツ

 

 

 【橘高選手の紹介】


仙台育英 対 明桜 2019年秋季東北大会

 

178センチ78キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・カーブ・チェンジアップ・スプリット

 

 ノーワインドアップから少し体に捻りをきかせながら左足を高く上げた後、力強い腕の振りで投げ込むフォームから最速146キロ、常時140前半のストレートを投げ込む右腕投手。球速以上にキレとコントトールがあるストレートを中心に、右打者には縦に大きく変化するスライダーと緩急を感じさせるカーブを投げ込み、左に対しては緩い変化のチェンジアップをストライクゾーンに投げ込み打ちとっていきます。

 今年の明桜は佐々木湧生、長尾光選手の3人が3年生で140キロ超えを記録する投手陣に加え、2年生には150キロを記録した風間選手の好投手4人衆を揃えており、その中で橘高選手は先発として起用されることが多くなっています。

 

【指名への課題】

 140前半ながらもコントロールされたストレートにどれも武器になるほど制球のある変化球。クイックでも投球内容にそこまで影響しないなど、大きな課題は見えません。ただ4回以降になるとスタミナが切れてきてストレート、変化球が全体的に高めに集まりだすのが課題となります。

 

 またチェンジアップは最初から高めに落ちることが多いため、このチェンジアップを捉えられている場面も見受けられました。相手打者の技術不足で外野フライに留まっていたものも多かったため、対左を向上させるためにもチェンジアップの精度向上に、緩い変化のスライダーも欲しいところです。

 

【指名順位予想】

 1位となるほどのインパクトはありませんが良くまとまっているため、2位後半から3位が指名順位となります。明桜は投手が揃っているのが災いし実績が他校の先発投手に比べ少なくなっており、中継ぎ登板している試合も多いため、特に長いイニングで投げた実績が不足しています。

 このため1位候補になるには先発実績を積むか最速150キロを記録するかのどちらかが大事ですが、情勢から練習試合も行いにくくなっているため、ここから1位候補に挙がるのは難しい状態となっています。