読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

ガッシリとした体格でゆっくりと投げる投手 近大泉州 斎藤 佳紳選手 高卒右腕投手

 

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高校野球代替大会 ▽大阪・1回戦 近大泉州5―1大阪偕星学園(19日)

 大阪では、小学生時代に阪神糸井嘉男外野手(38)から2三振を奪った近大泉州の斎藤佳紳投手(3年)が好救援し、2回戦に進出した。

 最後の打者を右飛に打ち取ると、近大泉州の最速147キロ右腕・斎藤はバンザイして喜んだ。「打たれたら一気に地獄に落ちるし、抑えれば天国に行ける。楽しく投げられている」と、守護神の魅力を明かした。2―1の8回1死三塁から3番手で登板。ピンチを切り抜けると、この日のMAX142キロの直球を中心に、1回2/3を1安打無失点に抑えた。

 阪神の糸井と同じ京都・与謝野町出身。互いの実家は徒歩5分程度で祖父同士の仲が良く、超人のグッズをもらったこともある。小学6年時には、出身チームの集まりに出席した超人とガチンコで対戦。2三振を奪った上に、軟式用のバットで「球がつぶれるぐらい」の本塁打も浴びた。

 進学希望だが、いずれはプロ入りし、メジャーリーガーになる大志を抱く。「糸井さんの次は俺が(与謝野町からプロに)行ってやろう! 対戦したい」と豪語した

【大阪】近大泉州・斎藤佳紳がゼロ封好救援…小6時に同郷の阪神・糸井から2奪三振 いつかはプロでも「対戦したい」 : スポーツ報知

 

 

 【斎藤選手の紹介】


近大泉州(斎藤佳紳)

179センチ90キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・ツーシーム

 

 ワインドアップからゆっくりと足を上げ頭の横から腕を振り下ろすフォームから最速149キロ、常時140前半のストレートを投げ込む右腕投手。縦の緩いスライダーに加え、清水監督から教わったツーシームインコースに投げ込み打ちとっていきます。

 中学時代は最速130キロ台だったものの、高校に入り球速アップの為にウェイトトレーニングを取り入れるようになると3年になるころには最速145キロを記録し、柔軟や短距離ダッシュなども取り入れ最速149キロまでに成長しています。チームでは左腕の中尾選手にエースナンバーに譲っていますが、2番手以降に登板し好リリーフ

 体づくりをしたことで垂れなくなったと自負するストレートでガンガン押していく投球内容となっており、球速以上に手元で伸びるストレートを高く評価されています。

 

【指名への課題】

 変化球はまだ精度面では課題があり、ストレート頼りの投球となっています。加えてセットポジションになると精度がさらに悪化し、ストレートは意図せずシュート回転することに加えて、指に引っかかり暴投になるところも数度見られました。このせいで狙い球をストレートか置きにいったスライダーに絞り込まれ。連打で失点しています。

 

 加えて打たれだすと自分のペースを失い完全に相手のぺースに飲まれてしまうため、コントロールがさらに乱れてしまう上相手のタイミングをはずす球がないため、相手がペースに乗ったまま打たせてしまっています。一度打たれだすと流れを止める投球スキルがまだ未熟である点が課題となります。

 

【指名順位予想】

 現状の評価では先発としての能力や変化球の精度に課題があり、また大きな武器となる変化球もないため育成指名の可能性も低くなっています。本人もまだ現状の能力では厳しいと考えており、大学進学を希望し4年後にプロ入りしたいと述べています。

 大学進学後は現状能力では試合を壊してしまう展開も予想されるため1年目からガンガン投げていく可能性は低いですが、ストレートの伸びは期待できるものはあるため、変化球の種類を増やし150キロ越えのパワータイプ中継ぎとして期待したいところです。