読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

長身から角度あるストレートを投げ込む投手 九州国際大付 柳川 大晟選手 高卒右腕投手

 

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高校野球福岡大会:九州国際大付13ー3小倉(6回コールド)〉◇13日◇3回戦◇光陵グリーンスタジアム

今春九州大会準優勝の九州国際大付(福岡)は13-3の6回コールドで古豪・小倉を下した。プロ注目、最速152キロ右腕の柳川大晟投手と最速145キロ右腕の山本大揮投手(ともに3年)の「ダブルエース」が、今夏初登板した。

柳川は4回から2番手登板。直球とフォークを軸に2イニングを投げ、4安打1失点で3三振を奪った。だが、5回に甘い直球を右越え三塁打されるなどして失点。「力み過ぎて調子が悪かった。迷惑をかけたので(次は)チームを勢いづけ、いい流れを持ってきたい」と反省した。春の九州大会では背番号1だったが、今夏は11に変更となり、悔しさもバネに奮闘する覚悟でいる。

一方で、山本は6回に登板し、スライダーとカットボールを交えて1イニングを無安打2奪三振で無失点。それでも、万全だったわけではない。6月の練習試合で右脇腹の肉離れに襲われた。そこから治療に専念し、4月の春季九州大会以来という公式戦登板に間に合わせた。エースとして挑む夏へ自覚は十分で「全試合無失点でいけたらいい。野手に流れを持っていきたい」と気合を込めた。【菊川光一】

九州国際大付「ダブルエース」柳川&山本が今夏初登板、奮投の覚悟/福岡 - 高校野球夏の地方大会 : 日刊スポーツ

 

 

 

【柳川選手の紹介】


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191センチ85キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・カット・フォーク

 

 セットからゆったりとした動きで足を上げ、力みのない腕の振りから最速152キロ、常時140前後のストレートを投げ込む右腕投手。長身から投げ込む角度あるストレートを中心に、横に変化するスライダーに緩い軌道を描くカーブ。手元で小さく変化するカットボールにフォークを駆使して打ち取っていきます。

 チームでは主に先発で起用。同学年の山本大揮選手とともにWエースとしてチームを引っ張っています。2年秋に腰痛を発症し短いイニングの登板に留まったものの、宮崎商戦では8回無失点と好投。一気に注目株となりました。

 投手向きの体つきをした素材型右腕として注目されます。

 

【指名への課題】

 踏み出す足がついてから腕を振りぬくフォームのため、立ち投げのような投げ方となっています。このため打者からリリースポイントが遠く、その分打者に届くまでに変化球が変化しすぎてしまうため、スライダー系であまり空振りを奪えていません。

 また腕の振りが緩いため、どうしても落ちる系の球の変化量が安定せず、ストレート頼りの投球となっています。ストレートはある程度甘いところにいっても打者が押される球威があるため、評価ポイントはストレートといいときの落ちる系の変化球となります。

 

 

【指名順位予想】

 最速152キロですが平均球速は140前半、変化球もまだ制御しきれておらず、Wエースだったがゆえに長いイニングの登板実績が少ないため、素材評価で獲得される選手となります。

 安定して投げられる変化球がないため、指名順位は育成3~4位と支配下指名は難しいと考えられます。