読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

広い守備範囲が特徴 トヨタ自動車 徳本 健太朗選手 2020年解禁済外野手

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5月4日 神宮)
 青学大が執念の逆転勝ちで立正大に雪辱し、胴上げを阻止した。

 序盤は立正大のプロ注目・堀誠投手(4年、日本航空)に6者連続空振り三振を喫すなど苦しんだが、1点を追う8回、9番・徳本健太朗外野手(2年、龍谷大平安)が逆転の右中間適時三塁打。さらに相手のミスも重なって、打者一巡の猛攻で5点を奪取。立正大に今季初めて土つけた。「押せ押せだったので、気持ちで負けないようにと思って打撃に入った。うれしいです」。

 龍谷大平安3年春のセンバツで初優勝。1番・中堅として大きく貢献し、プロからも注目を集めた。同校の原田英彦監督とは現在も電話やメールをやりとりしている。当時は「こんなに怖い人、この先会わないんじゃないかと思った」ほど怖い存在だったというが、「引退してから仲良いですね。こんなこと言ったら怒られちゃうかな」と笑う。

 高校時代に出場した明治神宮大会と昨年の2部リーグ戦以来となる神宮でのプレー。「神宮でできることは素晴らしいこと。ここでずっと試合していたい。なんとしても1部に上がりたい」と力を込めた。

 善波厚司監督も「奇跡が起きた。徳本が良く打った。その前に代打の丹治が良くセーティを決めてチャンスを作ってくれた。スターはいないけど、力を合わせてまとまれる力が今年はある」と称えた。

 一方、敗れて胴上げがお預けとなった立正大の坂田精二郎監督は「投手が頑張っていたんだから、援護しなくては。負けて気づくこともある。明日また頑張りたい」と切り替えていた。

青学大・徳本が逆転三塁打! 立正大の胴上げ阻止― スポニチ Sponichi Annex 野球

 

 

【徳本選手の紹介】


トヨタ自動車 徳本 健太朗 選手(龍谷大平安→青山学院):第91回都市対抗野球大会

 

178センチ76キロ 右投げ左打ち

ポジション:センター

   経歴:龍谷大平安青山学院大トヨタ自動車

  解禁年:2020年

 

 50m5秒8の俊足で二塁を陥れる俊足の1番バッター。大学ではリーグ通算27盗塁を記録し、積極的な走塁で三塁打を記録していきます。セーフティバントや内野安打で出塁する嫌らしさも魅力の一つであり、小技による出塁からの俊足をいかしての盗塁でチャンスメーカーとしての役割を果たしています。

 また俊足を活かした広い守備範囲で右中間深くの当たりを好捕したり、遠投110mの強肩を活かした守備能力も高く、高い身体能力を持つ外野手として期待されます。

 

【指名への課題】

 指名となるのは打撃。目につくのはインコースへのストレートに何度も振り遅れていたり、緩めの変化球にタイミングを逃したような見逃し方で見逃し三振となる場面が数多く見られました。対戦していた投手はストレートでガンガン押していくタイプでなく、ストレートの球速は140前半でチェンジやスライダーとのコンビネーションで打ち取るタイプでした。このためストレートに押されていたわけではありません。

 

 原因は狙い球を待っている状態でそうでない球が来たときの動きであり、ストレートを打つ際はストレート向きの始動でないと完全に振り遅れています。かといってストレートを待っていると変化球に全く対応できないといった状態であり、狙い球でないものをカットする技術のレベルアップと始動のとり方の改善が必要となります。

 

【指名順位予想】

 140前半のストレートと変化球のコンビネーションに翻弄されていたことを考えると、140後半が当たり前でさらに4~5種の変化球を使うプロでは全く対応できない可能性が高くなります。

 

 大卒・社会人外野手は長打が無ければ率を残せることが前提となるため地方大会でも2割前半だと指名候補としても厳しくなります。変化球を交えられながらの140中盤のストレートでもしっかり打ち返せるようになることが指名候補となる最低ラインとなります。もし上記の課題がクリアできれば6~7位の下位指名となります。