読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

細身ながら常時140後半を投げ込めるリリーフ右腕 富士大 宮下 竜一選手 大卒右腕投手

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投手陣は先発金村と7回無死一塁から登板した宮下竜一(4年=武相)の最速149キロ右腕コンビが勝負どころで踏ん張りきれなかった。金村は1、2回と得点圏に走者を背負うも、変化球を駆使しピンチをしのぐ。3回は3者連続空振り三振。4、5回は3者凡退の2安打7奪三振。しかし6回2死、高めに浮いた速球を東都のMVP男・山本ダンテ武蔵(4年=大阪桐蔭)に左中間席へ運ばれた。7回、伊東に右中間三塁打、青木に左前適時打を浴び2点目を失ったところで降板。2番手宮下が川村、山本に連続適時打を浴び、2-4と勝ち越しを許す。その後は5三振を奪ったが、打線が2点のビハインドを挽回できず2回戦で姿を消した。

金村は本塁打を浴びた1球を「抜けてしまってシュートがかかり真ん中に入っていってしまった。失投の1球に悔いが残ります」と悔しさをにじませた。山城響主将(4年=知念)は「1球の集中力で大きな差が出たと思います」と振り返り「日頃の1球1球を無駄にしない」と成長を誓った。

富士大、国学院大に惜敗 エース金村8奪三振の好投も「失投の1球に悔い」 - アマ野球 : 日刊スポーツ

 

 

 

 

 【宮下選手の紹介】


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180センチ69キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・カーブ・カットボール・チェンジアップ

 

 セットから右腕を下した状態で上半身を突っ込ませ、勢いをつけながら右腕を振り下ろすフォームから最速149キロ、常時140後半のストレートを投げ込む右腕投手。

 空振りを取れる力あるストレートを中心に、縦のスライダーに大きく弧を描くカーブ。左打者から逃げていくカットボールなどを駆使して打ち取っていきます。

 チームでは主にリリーフで起用。ロングリリーフもこなせる体力を持ち、国学院大戦では先発エース・金村選手が崩れると2番手で登板。2失点するも3回を投げ6奪三振と高い奪三振能力をアピールしています。

 

【指名への課題】

 コントロールに課題があり、コースは全体的に高めに集まります。またスライダー・カーブ系はすっぽ抜けることが多く、特に左に対しての変化球は全体的に抜け気味で制球に苦労しています。下半身が細いため上半身を突っ込ませる動きの大きいフォームに対し支え切れておらず、リリースポイントが安定していません。

 加えてクイックになると下半身の不安定さに拍車が増し、さらに制球が悪化します。特にスライダー・カーブ系が使えなくなるため、左野手に対してはストレートとカットで押していくしかなくなります。

 

 

【指名順位予想】

 現状かなり下半身が細いため、体づくりに注力しフォームの安定性が増せば、常時140後半を出せて角度があるリリーフ右腕として期待できます。後はカーブ系の球の安定性が増せば脅威となりますが、現状では即戦力は期待できません。またリリーフでありながら制球が課題となると大きなマイナスポイントとなるため、現状の評価では育成3~4位指名となります。