読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

どの球種も精度の高い高卒投手 愛工大名電  寺嶋 大希選手 高卒右腕投手

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◇11日 全国高校野球選手権大会1回戦 東北学院5―3愛工大名電(甲子園)

 愛工大名電(愛知)のプロ注目右腕・寺嶋大希投手(3年)は3回1死一、二塁のピンチで2番手として登板。先頭の大洞に中前打を許して満塁とされると、2死から7番の山田に低めの直球をうまく左中間に運ばれて先制の3点を許した。

 5回にも2死からの3連打でさらに2失点。「直球が高くいってしまった。自分の投球ができなかった」と悔やんだ寺嶋は進路について「プロ志望です」と、プロ志望届を提出することを明言した。

スカウト注目右腕・寺嶋大希はプロ志望を明言【甲子園】(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース

 

 

 

【寺嶋選手の紹介】


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179センチ76キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・カーブ・チェンジアップ・カットボール

 

 セットから足を上げた段階で一度静止し、上半身を突っ込ませないフォームから柔らかいしなりをきかせた腕の振りで最速148キロ、常時140中盤のストレートを投げ込む右腕投手。120キロ代の鋭く落ちる縦のスライダーに100キロ台のカーブ。さらに小さく落ちる130キロ台のカットボール、左打者から逃げるように落ちる130キロ台のカットボールで打ち取っていきます。
 チームでは主に先発で起用。細身であることを自覚しており、バランスを重視した癖のないきれいなフォームを評価されており、どの球種もコントロールよく投げ込み、四死球率の低さからもコントロールの良さが見て取れます。
 プロ志望を表明しており、体の細さ・癖のなさ・精度の良さから高い伸び代が期待される投手となります。

 

【指名への課題】


 大きな課題はないタイプではありますが、さらなるレベルアップを望むなら対左の変化球の精度となります。
 右にはシュート回転する詰まらせるストレートとアウトコースへの真っ直ぐのスライダーを使い分け、アウトコースへのスライダー・カーブで打ち取ります。インハイに上がってくるストレートのため、高めに抜けたストレートを狙っても想定以上の高さに内野フライを量産しています。
 しかし対左だとシュート回転するストレートはアウトコースへの逃げていくだけのため、打者に向かってくる怖さがなく見逃されています。そのためメインはスライダーとカットボール、チェンジアップですが、カットボールがあまり落ちずに打たれる場面が目立ちました。

 

 

【指名順位予想】

 非常にバランスを大事にしている投手のため、一気に体を大きくしフォームのバランスを崩すと制球も悪くなる危険性があるため、3~4年かけてゆっくり肉体強化をしていく必要があります。

 しかし大きな課題もなく、変化球の精度も高いことから表ローテ級になれる素材を持った選手。身長があまりないのがマイナス点となり、3~4位の評価となります。