読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

内外野で起用されるパワフルな打者 国士舘 清水 武蔵選手 高卒右内野手

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◆第103回全国高校野球選手権大会西東京大会 ▽3回戦 国士舘2―4東海大菅生(16日・スリーボンド八王子)

 国士舘は今春センバツ出場校の東海大菅生に敗れ、3回戦で甲子園出場の夢が途絶えた。プロ注目の清水武蔵遊撃手(3年)は4打数1安打2打点の活躍。夏の聖地への切符は失ったが、「大事なところで打てるバッターになりたい」とプロ入りへ向けて強い気持ちを見せた。

 力強い声が響き渡った。3点を追う3回2死一、二塁のチャンスで、変化球をとらえ、中前適時二塁打で2点を返すとガッツポーズしてほえた。「食らいついて粘り強く打てた。ストライクゾーンにきたらとにかくひっぱたこうと思っていました」。チームはその後、1点を失い敗れたが、プロへのアピールは十分だ。

 スタンドにはソフトバンク、広島などプロ8球団のスカウトが視察。永田昌弘監督(63)が指揮を執った国士舘大学でプレーをしていたオリックス・小松スカウトは「飛ばす能力もあるし、ブレが無い。守備でも声かけができる選手」と評価。日本ハムの坂本スカウトは「野性味があふれていて巨人の元木コーチの高校時代を見ているみたい。器用さがあって今後の成長も楽しみ」と期待を寄せた。

 鹿児島生まれの男は父からいわれた鹿児島弁の「生魂(いっだま)こめて野球やれ」の言葉を胸に常に全力でプレーしてきた。進路はプロ一本。「打点や打率をコンスタントに取れる、大事なところで打てるバッターになりたい」。闘魂込めたプレーでプロ入りへの階段を駆け上がる。

【西東京】国士舘はセンバツ出場校・東海大菅生に敗れ3回戦敗退 プロ注目・清水武蔵は4打数1安打2打点 : スポーツ報知

 

【清水選手の紹介】


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178センチ76キロ 右投げ右打ち

ポジション:ショート・センター

 

 高校通算22本塁打、荒さは目立つものの高い身体能力とパワフルなプレーが魅力の右打ち内野手。チームでは当初センターで起用されていたものの、2年秋にショートにコンバートされています。

 魅力はパワーがありながらも柔らかさもある打撃。監督から今まで見てきた右打ち野手のなかで一番打てると評されており、スカウトからも2回戦で2本塁打を記録した飛ばす力を注目されています。またパワーだけでなく落ちる球に合わせ、力みのないスイングでライト前に運ぶ柔軟な打撃も披露。

 また守備でもサード方向へのファールフライをサード・レフトが譲り合い落としそうになる中、どちらも取れず落ちると判断するとショートから一気に突っ込みアウトにするパワフルな守備も披露しています。

 内外野に可能性を持つ右打ちのスラッガーとして注目されます。

 

【指名への課題】

 ショートにコンバートしてまだ1年足らずのため経験不足が否めない場面が多々見られます。バウンドに合わせられる後逸するといったものや、併殺を狙う場面でショートゴロから二塁手に送球する際、送球の力加減を間違え二塁手が捕球できエラーを発生させてしまうなど、細かな場面でのミスが目立ちました。

 また打撃もライト方向への打撃は力みもなく変化球に合わせられていますが、レフト方向への引っ張りは打ち損じも多く打撃・守備両面で身体能力の高さは見えますが、まだ技術面での粗さが目立ちます。

 

【指名順位予想】

 高卒とは言えショート起用が前提とできない選手で長打力でも高く注目されるレベルでないとなると、指名順位は大きく落ち込みます。

 守備のスタイルを見る限りショートよりも外野で起用したほうが計算しやすいタイプです。そのためプロ入り後はコンバートをサード・セカンドを含めたコンバートを前提とした獲得なるため、育成2~3位となります。