読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

地方大会打率6割越え三振0の打てるショート 龍谷大平安 山口 翔梧選手 高卒右内野手

センバツ高校野球龍谷大平安1-6仙台育英>◇28日◇3回戦

龍谷大平安は昨夏王者に敗れたが、3番山口翔梧内野手(3年)が意地の1発を放った。0-6の9回、先頭で左翼にソロアーチ。「真っすぐだけに絞っていました。二塁を回る時に大歓声が聞こえて、入ったんだなと」。高校通算14号で完封負けは阻止。19年以来4年ぶりの8強進出は逃したが「私生活から見直して、夏はもっと強固なチームになって甲子園に帰ってきたい」と前を向いた。

【センバツ】「真っすぐだけに絞っていた」龍谷大平安・山口翔梧が意地の1発で完封負け阻止 - 高校野球 : 日刊スポーツ

 

【山口選手の紹介】


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177センチ70キロ 右投げ右打ち

ポジション:ショート

 

 高校通算14本塁打、打撃が高く評価される右打ち内野手。芯で捉える技術に自信を持ち2年秋の京都大会では驚異の13打数10安打9打点で三振0を記録。しっかりと振り抜くスイングで逆方向にも強い当たりを打つことができています。

 チームではクリーンナップを担い選抜大会では仙台育英・佐々木選手から本塁打を放つ長打力を見せています。

 また守備でも確実性のある守備で失策0を記録。難しいバウンドのゴロにも前進守備をしながらグラブを合わせミスすることなくアウトにできています。

 クリーンナップだけでなくチームの主将を任されるリーダーシップもあり、打撃型ショートとしてさらなる活躍が期待されます。

 

【指名への課題】

 課題は本人も挙げている守備範囲の狭さ。特に初動の動きが遅いために横の守備範囲の狭さが目立ち、横の動きをしながらの捕球となると抑えるので精いっぱいでそこから持ち直し、踏み込んでファーストにスローイングと送球までに時間がかかっているため内野安打になる場面が目立ちます。

 また前進守備の場面でも俊足相手で高いバウンドでも待ってしまい確実性を取ってしまうことから内野安打にしてしまっており、本人も瞬発力を上げより守備力を上げていきたいと語っている通り、守備範囲の狭さがショートとしては大きな課題となります。

 

 

【指名順位予想】

 現状の守備能力ではショートとして計算するには時間がかかり、走塁面ではショートとしてはあまり足が速いほうではなく目立つものはありません。コンバートを前提とした起用とする場合、スラッガーでなく中距離打者となるため、ショートして計算できないと指名順位は低くなります。

 このため現状の指名順位は育成2~3位候補。守備能力が上がりプロ入り後もショートとして育てられる見込みが立てば6~7位が候補となります。打撃型ショートとしてみるにはまだ長打面でのアピールが足りないため、ここから25本以上打てればより順位も上がってきます。