読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

シンプルなフォームのスラッガー 宮崎商 西原 太一選手 高卒右外野手

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選抜に出場した宮崎商は5番の西原太一外野手(3年)が1試合3本塁打の大活躍で勝利に貢献した。「凄くうれしいですし、勝ちにつながったのが良かった」と話した。
 有観客の別大興産スタジアムがどよめいた。1点リードの8回。西原は「ちょっと狙っていた」と笑った。直球を捉えた打球は左越えにこの試合3本目の本塁打。「真芯でした。(ベンチでチームメートから)えぐい!と言われました」と喜んだ。

 西原デーだった。2回に3ボールから直球を捉え先制の左越え本塁打。「詰まっていたのでレフトフライかなと思った。伸びてくれて良かった」と話した。6回は1死から変化球を捉えて左越えに2本目。「バットの先でした」と話した。3発を加えて通算本塁打を19にした。橋口光朗監督は西原の3発に「びっくりしました」と第一声。2本目の本塁打に注目し、「真っ直ぐ狙いで変化球を打った。成長したなと思った」と目を細めた。

 選抜では天理先発のプロ注目右腕、達孝太の前に2三振。3打数無安打だった。チームも1―7で敗れた。「自分のバッティングができなかった」と振り返る。宮崎に戻ってからは「打ち方を一から見直した」と修正。バットのヘッドが寝ていたのを立てることを意識。「ミート率が上がった」といい状態で大分に乗り込んできた成果を発揮した。

 4月の練習試合で最速143キロを記録するなど、二刀流の西原。さらなる活躍が期待できそうだ。

宮崎商の“二刀流”西原 1試合3発の大暴れ!センバツの悔しさ糧に成長、仲間も「えぐい!」― スポニチ Sponichi Annex 野球

 

【西原選手の紹介】

 

181センチ78キロ 右投げ右打ち

ポジション:ライト

 

 チームでは5番で起用される右のスラッガー。バットを立て少しだけ足を上げシンプルなフォームで無駄のないスイングが魅力。東海大熊本星翔戦では3本塁打を放ち、通算23本塁打を記録しています。

 また大型外野手ながら50m6.2秒とスラッガーながらまずまずの足の速さもあり、肩についても投手として登板し最速140キロを記録する強肩を持っており、打撃面以外でも外野手として十分な素質を持っており、足もある貴重な右打ちの大型外野手と注目されます。

 9月9日にプロ志望届を提出しています。

 

【指名への課題】

 打撃は縦の変化球にも強いものの、横の変化にはついていけていません。あまり足をあげず体を動かさないフォームのため、引っ張りをする際は体がぶれずボールが切れないためレフト方向にヒットを打てていますが、一方でアウトコースに投げられたボールに対しては空振りをする場面が目立ちました。

 練習では逆方向への流し打ちを意識していると語っていますが、現在の打撃内容では逆方向への打撃は見られず、横に少しでも動かれると空振り、足をあまり上げないためタイミングを外されてしまうと調整が出来ず甘いコースでも当てることができていません。

 

 

【指名順位予想】

 打撃では固さは残るものの、大きな課題はありません。逆方向への打撃がアピールできれば不足する右打者候補のなかで指名候補にもなりえましたが、打撃面を重視されるライト・レフト専門で通算30本以下で逆方向に打てていないため評価は落ちてしまいます。

 指名順位は育成2~3位指名候補となります。