読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

スイングが評価される左のスラッガー 東芝 谷川 刀麻選手 2021年解禁済左外野手

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関西学生野球、近大10-2京大」(24日、南港中央野球場)

 3回戦2試合が行われ、近大と立命大がそれぞれ勝利して勝ち点を挙げた。近大は今秋のドラフト候補・谷川刀麻外野手(4年・星稜)が、先制の2ランを放つなど3安打2打点の活躍で勝利に貢献した。立命大はエースでドラフト候補の坂本裕哉投手(4年・福岡大大濠)が、秋のリーグ戦初完投で3勝目を挙げた。

 一振りに気持ちを込めた。谷川が魅せたのは初回2死一塁の場面だ。3ボール1ストライクからの直球を振り抜き、右翼席に運んだ先制2ラン。「4番としてキャプテンとしてあそこはしっかり(打てた)。背中で見せられて良かったです」と笑顔を見せた。

 負けられない一戦だった。京大には22日の2回戦で完封され、14年春以来11季ぶりとなる敗戦を喫した。さらに京大は10季ぶりの勝ち点獲得を目指して向かってきていた。「粘りがすごかったので」。相手の気迫を受け止め、はね返した価値ある一発だ。

 この日、スタンドには和田TAら5人態勢の阪神を含むプロ5球団が視察。「まずはチームが勝てばいいと思ってやってます」。まずはチームの勝利を目指して戦い、結果でアピールしていく。

今秋ドラフト候補の近大・谷川が気迫2ラン 阪神スカウトら5球団に好アピール!/野球/デイリースポーツ online

 

【谷川選手の紹介】


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177センチ77キロ 右投げ左打ち

ポジション:サード・ライト・レフト

   経歴:星稜-近畿大-東芝

  解禁年:2021年

 

 大学通算6本、左のスラッガーとして起用される外野手。大型でないながらもスイングパワーが強く3年秋には打率3割越え2本塁打ベストナインを獲得。大学ではプロ志望を提出するも指名漏れとなり東芝に就職。

 東芝では主に6番ライトで起用されており、投手経験もある強肩と50m6.0秒とスラッガーとしては足も速いため守備面もスカウトから評価されています。

 

【指名への課題】

 アウトコースへの落ちる球への対応が課題。変化球に対してタイミングが合っておらず、特にアウトコースへのチェンジアップ・カット系の軌道で落ちていく球には引っ張ろうと体を突っ込ませるため、ボールゾーンからボールゾーンへの変化球にも手を出してしまい空振りを連発しています。

 引っ張りの打撃がメインであるため引っ張りやすいストレート系の緩い変化に手を出しやすく、レフト方向への逆方向の打撃で体を突っ込ませずとも打てる技術を身に着けるか、落ちる球を我慢できるかが課題となります。

 

 

【指名順位予想】

 社会人外野手はセンターを守れるかどうかが一つのライン。センターを守れない場合は長打面の成績を求められますが、変化球に対してタイミングが合っておらず、フォームが崩れながらのスイングとなり、売りだった力強いスイングが鳴りを潜めています。右打ちであれば市場全体でも不足しているため可能性はありましたが、右投げ左打ちのため市場でも飽和気味であり、指名漏れの可能性が高くなっています。