読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

強肩が売りの小柄な捕手 法政大 村上 喬一朗選手 大卒右捕手

2つの課題は明確だ。まずは、投手力。プロ入りしたDeNA・三浦銀二、ヤクルト・山下輝の後継者育成である。ブルペンでは188センチの大型右腕・扇谷莉(4年・東邦高)の自覚が増しており、加藤監督も「ブルペンの雰囲気が違う。張り詰めた空気が流れている」と手応えを得ている。高校時代にドラフト有力候補に挙がった155キロ右腕・篠木健太郎(2年・木更津総合高)も先輩たちの背中を追いかけ、飛躍の予感が漂う。

 もう一つは、打線強化。昨秋はリーグ5位のチーム打率で、10試合27得点。攻撃力アップのため、徹底的にバットを振り込んできた。

 野手は昨秋からレギュラーの強肩捕手・村上喬一朗(4年・東福岡高)が持ち前の明るいキャラクターで主将・齊藤をサポート。グラウンド、合宿生活と最上級生が率先して動く理想的なスタイルが確立されつつある。

 ターゲットは一つ、リーグ史上6度目の10戦全勝優勝だ。法大としては1982年春以来の偉業への挑戦となる。「リーグ戦と言っても、最終的には勝率での勝負なるため、一つも落とせない。全部、勝ちにいきます」と加藤監督は力を込める。対戦5カードで力を発揮するための「最高の準備」を進めていく。

「全部勝ちにいく」史上6度目の10戦全勝優勝へ “逆算”で最高の準備を進めていく法大(週刊ベースボールONLINE) - Yahoo!ニュース

 

【村上選手の紹介】


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168センチ83キロ 右投げ右打ち

ポジション:キャッチャー

 

 大学通算1本塁打、二塁送球1.85秒のスローイングが魅力の強肩捕手。3年の秋から正捕手として起用されるようになると、持ち前の強肩を活かし4年春のリーグでは盗塁阻止率3割を記録。

 また打撃でも逆らわない右方向への打撃でライト前への打撃を量産。4年春は35打数14安打打率.311を記録。本格的に起用されるようになったのが3年秋からであり、経験の少なさによるリードや送球コントロールなどに粗さはあるものの、強肩巧打の小柄な捕手としてさらなる成長が期待されます  

 

【指名への課題】

 課題は対左への対応。対右は34打数12安打で打率.353と3割以上打てていますが、対左では11打数2安打で打率.182とあまり撃てていません。

 原因は上手く引っ張りの打撃が出来ていないこと。右打ちに対しては最小限のスイングで逆らうことなくバッティングできていますが、引っ張りに対しては窮屈なバッティングとなり打球が弱くなってしまうため、内野の間を抜けずにアウトにされてしまってエイます。

 

 特に左投手からのインコースへのストレートに詰まらされ、膝元付近へのスライダー・チェンジにも無理して右打ちをしてしまうため、押し込まれたようなスイングになってしまっています。

 

【指名順位予想】

 捕手としてはまだ経験不足な面が多く、強肩であるもののまだコントロールには粗さがあるため、即戦力とは評価できません。素材型としては4年生から極端に引っ張りの安打が減っており、打率こそ伸びているものの、左が苦手となると素材型としても評価が低くなります。

 そのため課題は多いものの、強肩と右打ちの技術を評価した将来性を評価しての獲得となり、育成3~5位が指名順位となります。