読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

強肩が売りの内野手 法政大 海﨑 雄太選手 大卒左内野手

 

【海崎選手の紹介】


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175センチ79キロ 右投げ左打ち

ポジション:ショート

 

 大学通算1本塁打、強肩を売りとする左の内野手。本人自身も肩を売りとしており、普段の守備でも深めのポジションで守ることが出来るため、ライナー性の当たりでも回り込んで強肩を活かしアウトにすることが出来ています。本人も深めの守備を意識して行っており、始動を意識してオフに練習に取り組んだことで守備力が向上。4年春は13試合で失策0を記録しました。

 また強肩だけでなく広い守備範囲と球際の強さも武器であり、ライナー性のゴロでも回転しながら捌き正確な送球でアウトにする場面もあり、高い守備能力を披露しています。

 打撃についても小柄ながらパンチ力があり、大学では1本塁打ですが、あわや大ホームランとなるファールもあり、ライト方向への長打も打つパワーも兼ね備えています。

 守備能力の高い中距離打者として注目されます。

 

【指名への課題】

 指名への課題は打撃の確実性の低さと対左への対応です。

 左足をホームベース側に開き体の前面が相手投手に向くようなフォームをしているため、引っ張りの打撃をする際には十分に体を捻ることが出来、ライト方向への強い打撃を生み出しています。

 一方でレフト方向の打撃には体を開ききっているためライト方向への強い打撃を打てず、腕に頼ったスイングとなりしっかり引き込んで打ち返せないため、カットしたような弱い当たりやファールが増えています。

 

 そのためレフト方向には本塁打が一本あるものの、それは高めのコースを振りぬいたものであり、低めのコースは安打できていません。

 このアウトコース低めを打てないことが対左にもつながっており、アウトコースへのスライダー・カーブ系を捕えることが出来ず、これが打撃の確実性の低さにもつながっています。

 

【指名順位予想】

 大卒ショートとしてh高い守備力も持ち、当たれば飛ぶパンチ力はあるものの、打撃の確実性の低さと通算打率は2割未満という結果を残せた年がないことから、調子の波でなく打撃能力自体が低いと判断されてしまいます。

 盗塁も少ないためチャンスメーカーとしての役割も期待できないことから打撃面での評価は非常に低く、指名漏れの可能性が高くなります。