読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

回転数2500の速球が武器 徳島インディゴソックス 山崎 正義選手 独立リーグ右腕投手

続いて高校生組を紹介したい。

 高校生投手では、都立紅葉川の山崎正義投手は2年秋の練習試合で強打の都立日野相手に完封勝ちした実績があり、最速142キロながら、ストレートの回転数が2500を超えるなど切れのある球質は絶品だ。

10年連続ドラフト指名を狙う徳島インディゴソックス。22年度の新入団選手は潜在能力、実力十分の逸材が多数入団!

 

【山崎選手の紹介】


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175センチ74キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・フォーク

 経歴:都立紅葉川ー徳島IS

解禁年:2022年

 

 セットから最速142キロ、常時130後半のストレートを投げ込む右腕投手。120キロ台の縦のスライダー、120キロ台のフォークを投げ込んでいきます。

 武器は130キロ台ながら右打者のインコースをえぐるストレート。回転数2500の伸びのあるストレートで押していきながら、手元で一気に落ちるフォークで空振りを奪っていきます。

 チームでは主に中継ぎで起用。20試合に登板し25イニングを投げ25奪三振自責点5で防御率1.80と高い成績を残しています。

 高卒で伸びしろが期待される素材型右腕としてさらなる成長が期待されます。

 

【指名への課題】

 課題はスライダーを投げ入れていないこと。ストレート・フォークに比べスライダーを投げる際に腕の振りが緩くなってしまい、スライダーが変化しきれず高めに抜けたスライダーが非常に多くなっています。基本的に打者の肩より高いところにしか投げ切れていないため、スライダーでストライクを取るのは厳しくなっています。

 ストレート・フォークを投げる際も少々フォームの動きにぎこちなさはあるものの、しっかりと腕の振りでまっすぐ落ちるフォークとの組み合わせもあり、主にこの2球種で打ち取っています。そのため長いイニングを任せられず中継ぎメインとなっています。しかしストレートとフォークで奪三振率は9前後と高い奪三振能力を誇るため、今後はフォーム改造とスライダーの精度アップ。球種を増やすなどが求められます。

 

 

【指名順位予想】

 カウントを整えるスライダーの精度が課題でありカウントを取る球がストレートしかない点や、回転数が2500回転あるとはいえ中継ぎで140前後は物足りなさが残ります。まだ高卒2年目と今後の成長が期待されますが、スライダー・カーブが投げれないと先発としては起用できず将来的な伸びしろに課題が残るため、現状では指名漏れの可能性が高くなっています。