読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

第1回2025年読売ジャイアンツドラフト指名予想【育成4位~6位】

 今回は第1回2025年読売ジャイアンツドラフト予想を実施したいと思います。今回も予定としては今回の1回と甲子園後の2回、そしてプロ志望届締め切り後の3回となります。

 ルールは以下の通りです。

 

①指名予想は各順位2名ずつ予想。ただし1位のみ1位とはずれ1位の両方を予想。

②指名順は現在の1位とする。

③指名数は支配下5名、育成6名とする。

④現時点で進学や就職を表明している選手は対象外

 

 今回は育成4~6位を予想します。

 

 

 

【育成4位指名候補①】愛媛MP 向井 駿貴選手 独立リーグ右腕投手


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 半月板の損傷によるリハビリ中に大阪商業大を中退。その後愛媛MPに入団した右腕投手。現在は膝の違和感も無くなったと語っており、主に中継ぎで起用されています。

 年齢も21歳と若く、去年まではリハビリがメインだったため伸びしろを残している選手。上背はないもののストレートは130後半ながらおもしろいように空振りを奪えており、そこにスライダー、カーブを織り交ぜタイミングを崩します。

 巨人は22年に宇都宮・平山選手と独立リーグ選手を指名していますが、どちらも22歳以下の選手。巨人は独立リーグ候補では年齢を重視していると考え、21歳とまだ若い向井選手を候補にしています。

 

【育成4位指名候補②】埼玉武蔵HB 高橋 空大選手 独立リーグ内野手


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 高卒2年目、チームではショートで起用される左の巧打者。チームでは主にショートで起用され、1年目は高卒ながら152打数23安打で打率.276と好成績を残しています。

 しかし守備が発展途上な点と単打が多く盗塁数の少なさや失策も目立ち、まだ粗さが目立った選手。今年はショートレギュラーで4割越えの成績を残しています。ショートとしての起用が理想ですが、センターやサード候補も不在の巨人ではコンバートも視野に入れた獲得となります。

 

【育成5位指名候補①】神奈川FD 福井 聖理選手 独立リーグ左腕投手


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 最速143キロ、130後半のストレートと緩急が効いたカーブを武器にする左腕投手。高卒1年目ながら先発として起用され、巨人3軍戦では4回3失点という内容になっています。

 まだストレートがばらつく課題があるものの、変化球がどれも制球できており、しなりが効いた腕の振りから投げるストレートも魅力です。3回辺りからスタミナが切れてフォームの再現性が下がる課題もあるため、伸びしろ期待の素材評価になります

 

 

【育成5位指名候補②】愛媛MP 三上 愛介選手 独立リーグ左外野手


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 済美高校から愛媛MPに入団して3年目の高卒入団選手。1・2年目は故障に苦しみ実績を積めなかったものの、3年目は怪我も治ったことで安定して成績を残しています。

 魅力はすでに50m6.0秒、14盗塁を記録している俊足に加え、遠投110mの強肩と外野全てを守れる守備能力の高さ。得点圏の低さと長打力の少なさが課題ですが、過去2度在京球団の入団テストを受けており、在京で入団テストをしているのは巨人・西武くらいのため、巨人もマークしている可能性があります。

 外野手は笹原選手が支配下されたものの、次の支配下候補が出てこず底上げが急務。スラッガーだけでなく1・2番を任せられるチャンスメーカー候補としての獲得です。

 

【育成6位指名候補①】嬉野高校 林 龍之介選手 高卒右腕投手

 

 最速144キロ、高校から投手を始めた長身右腕。監督から来年は4番でと期待される打撃も魅力であり、現状では素材型となっています。

 巨人は鳥栖工の松延兄弟に注目しており、過去には唐津商業の坂本選手を育成指名したりと、12球団の中でも佐賀県の指名や注目が目立つチーム。巨人が好む投手向きの素材型タイプのため、育成候補としています。

 

【育成6位指名候補②】山村学園 横田 蒼和選手 高卒左内野手


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 24年育成5位指名された、西川歩選手の1年後輩。強肩と巧打が光る左の内野手。チームでは主にショートを守り、俊足ではないものの積極的な走塁も目立つ選手です。ただ打撃型の評価ですが長距離が打てるタイプではなく、肩はいいものの守備自体にはまだ課題を残している粗さが目立つ選手。

 巨人としてはショートではなく、外野やサードでの起用を見込んだ打撃型野手として獲得。チームでも2番で起用されるなど、長打よりも率を期待されている選手のため、ランナーを返せる6~7番として期待する選手。そのためにも守備能力を上げる必要のある時間がかかる選手のため、下位指名となっています。

 

【なぜこのような指名となったのか】

 去年は水野スカウト体制になってから、育成は1位が早い段階での支配下を見込み大卒選手。それ以降は高卒選手や独立リーグ1年目の若い選手に徹底しています。

 そのため今年の指名予想も同様に1位が大卒。それ以降は高卒と22歳未満の独立リーグ選手に絞っています。今年は高卒選手が少ないため、その分独立リーグの高卒2年目以降の選手をピックアップ。24年ドラフトは育成も含め外野手を誰一人取っていないため、今年は外野手を多めに候補としています。

 3軍外野手は現在は浅野選手がセンターを守りますが、浅野選手がいない場合が大城元・舟越・相沢・三塚の4選手のみで三塚選手はDHやファーストも多い選手のため、センターを守る選手を中心にしています。