読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

2019年ドラフト指名選手の巨人における起用方針と課題  4位指名 前橋商 井上 温大選手 高卒左投手

“敵将”に学び飛躍を目指す! 巨人ドラフト4位の前橋商・井上温大(はると)投手(18)が24日、群馬・前橋の同校で指名あいさつを受けた。

最速146キロを繰り出す、しなやかなフォームはソフトバンク工藤監督の現役時代を参考に磨いたもの。日本シリーズをテレビ観戦した左腕は「自分も堂々と、ああいう舞台で投げられるようになりたい。成長して日本を代表するピッチャーになりたいです」と宣言した。

175センチ、72キロの細身の体に可能性が詰まっている。担当の内田スカウトも「直すところがないくらいきれいなフォーム。身長も(工藤監督と)変わらないし体が大きくなればすごい投手になる」と期待する。高卒ルーキー戸郷が今シリーズの第3戦に登板したことに「負けていられない」と刺激を受けた。心身ともに成長し、大舞台のマウンドに立つ決意だ。

巨人4位井上、工藤監督手本に大舞台で「投げたい」 - プロ野球 : 日刊スポーツ

 

 

 

 

【井上選手の紹介】

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175センチ72キロ  左投げ左打ち

変化球  スライダー・カーブ・チェンジアップ

 

  あまりタメを作らずにテイクバックを小さくした腕の振りから最速146キロ、常時130中盤のストレートを投げ込む左腕投手。左殺しのスライダーが決め球であり、緩い変化ながら打者の近くで一気に落ちる軌道を描き左打者を打ち取っていきます。

    最速146キロ、身長も175センチと決して大きくないものの、工藤監督を参考にしたフォームは大きな癖がなくスカウトからも直すところがないと評価されています。


【ドラフト2019候補】井上温大の投球まとめ

 

【なぜ獲得されたのか】

  左の中継ぎについては田口・戸根・中川・高木選手とある程度計算できる選手が出てきましたが、一方で先発は田口選手を転向させたことで新人の高橋選手とメルセデス選手のみのなっています。このため左腕先発の補強は必要ポイントでしたが、残念ながら19年は先発不作年でした。

  去年獲得した横川選手は先発として期待されていますが、育てるのに時間がかかる長身ロマン型投手。このためタイプの異なる癖のない総合型として井上選手を獲得。先発候補の拡充を狙っています。

 

 

【一軍起用への課題】

  やはり体の細さは目につきます。工藤監督が中背ながら圧倒できたのはひとえにストイックな肉体改造の効果であり、井上選手も肉体改造による球速アップが求められます。テイクバックが小さいながらも球威を意識してか、変化球に比べストレートはばらつきが見られるため、ストレートの精度・球威向上が求められます。